１２授業 ページ12
霧野side
あのあと、体育は終わって今は英語の授業だ。不二はまだ教科書を持っていないらしく、机をくっつけて俺の教科書を2人で見ている。
チラッと隣を見ると、不二のノートは真っ白だった。
…おい、こいつ大丈夫か？
風紀委員長なんて、どんなお堅い奴がくるかと思ったら…
ちょっと考えすぎだったかもな。体育の時も結局突っ立ってただけだったし。
俺はそんなことを考えながら、ボーッと黒板を見ていた。
先「じゃあ…この問題を霧野！やってみろ。」
ヤバッ 全然聞いてなかった…わかんねぇ(汗
俺は焦って教科書に目を落とした。けれど、そんな簡単に見つからなかった。
教師がイライラしてきたであろうその時、
トントン
何かと思って隣を見れば、さっきまで白紙だった不二のノートに2行ほどの英文が丁寧な字で書かれていた。さっきの音は、指でノートを叩いた音みたいだ。
不二がこっちを見てきた。[早く読め]ということらしい。
俺は急いでその英文を読んだ。
霧「I would like to play soccer with a classmate after school of tomorrow. What do you think?」
訳『私は明日の放課後、クラスメイトとサッカーをしたいと思っています。皆さんはどう思いますか？』
先「よし、正解だ。次の問題を、隣の不二！やれ。」
不二は教科書をサッと見ると、スラスラと何も見ずに答えた。
不「I also approve of doing soccer.
However, not after school but a morning or a lunch break is good. 」
訳『私もサッカーをやるのには賛成です。だけど、放課後ではなく朝か昼休みがいいです。』
よどみのない、すごく綺麗な発音だった。
先「正解だ！発音も綺麗だし、よく勉強してるな！」
キーンコーンカーンコーン
授業終了を告げるチャイムが鳴った。
先「4時間目の授業はここまでだ！各自、P40〜P42までやってこい！」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水輝(プロフ) - あ、すいませんでした！直しておきますね。 (2012年3月23日 20時) (携帯から) (
レス) id: b1a2d1396f (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - あの・・・小説の中で「フィフスセクター」が「フィフィスセクター」になっているんですが・・・初めてでこんな生意気なコメントをしてごめんなさい (2012年3月23日 18時) (レス) id: 1f2eb4a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
水輝(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです。 (2012年3月6日 13時) (携帯から) (レス) id: b1a2d1396f (このIDを非表示/違反報告)
巡音姫華(プロフ) - テストと言う名の地獄からのとっぱおめでとうございます！！！更新頑張ってください！！！！ (2012年3月2日 23時) (レス) id: de1d37eae1 (このIDを非表示/違反報告)
巡音姫華(プロフ) - とっても、面白かったです♪続きが気になります！！頑張ってください！！！ (2012年2月28日 0時) (レス) id: de1d37eae1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水輝@修正中 | 作成日時：2012年1月16日 0時
