62: え、なんなの急に ページ13
チュンチュンと鳥のさえずりが聞こえ、
部屋に日が差すと同時にAは瞼をパチリと開けた
久しぶりに爆睡できた気持ちの良い朝だった
だから気分が良かったのに、鼻の先にいる相手との距離に起床後すぐに固まる事となってしまった
A「…？いや、え、…？」
目の前には相澤くんの顔
いや、昨日何があった？
正直、相澤くんとマイクを部屋まで運んで貰った後、2人の寝顔を見ながら乱歩と会話したとこまでしか覚えてない
A「まじかー。お布団に一緒に入ったのかー」
あれー？何でそうなったー？
あ、相澤くんに布団に連れ込まれたからとか？！まさかのロリコン発覚！？
相澤「…おい、人聞きの悪い事を言うな。俺は仮にもヒーローだぞ」
A「！！」
ガシガシと頭をかきながら相澤くんは雑に起き上がってきた
相澤「言っておくがな、布団に勝手に潜ってきたのはお前のほうだからな」
A「え？マジで？なんで？」
相澤「乱歩さん曰く、俺らの寝顔を見ているうちにお前は眠気に襲われたらしい」
A「睡魔に負けたの、私…」
馬鹿なの、私…。てか、乱歩…私を置いて帰ったのね…
あんなに相澤くん達を毛嫌いしてたのに
A「えっと、さ。乱歩は？」
相澤「お前を任せて部屋に戻った。何か考え事をしていた様子だったがな」
A「…考え事。なんだろ…」
相澤「…お前の事じゃないか？何か色々、お前もあるみたいだしな」
A「え？急にどうしたの」
色々ちゃあ、色々私は抱えているが…相澤くんは何を思って私にそれを言うのだろうか
いや、本当
急にどうした、相澤くん
それに、ジッと私をみる相澤くんの顔がなんだか険しい
え、なんなの？怖い
私が子供だったら泣くぞマジ
A「いや本当に子供じゃなくてよかった私」
相澤「…子供じゃないのか？」
A「…いや、(今は)子供だよ？子供なんだけどね？」
精神年齢とか戦闘経験値諸々は君より先にいってるからね？？私、年上ぞ？？
などとは勿論言えるわけもなく取り敢えずは引きつった顔で肯定しとく
A「あー、えっとさ、私が布団に入った事は謝っておくよ。すまないね、相澤くん」
相澤「あぁ…」
気まずい空気に耐えきれず、話を切り替える為にも彼に素直に謝るが、相澤くんにジィーっと見定められるよう更に見つめられた
いやん、照れちゃう…！
とは勿論ならない。だってね？？さっきより相澤君の顔がホラーなんだよ
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ごまだれ - 一気読みしたけどめちゃめちゃ面白かった！この小説ほんと好きです！ (8月20日 15時) (
レス) @page33 id: d280296ddc (このIDを非表示/違反報告)
ゆち - 更新しないんですか？面白いので続きみたいです (2021年9月18日 23時) (レス) id: 965039a2b8 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - 続きが気になります…！！！ (2020年11月20日 13時) (レス) id: 773f6d4603 (このIDを非表示/違反報告)
暁月 - わあああああ！！！！更新ありがとうございます…！！じっくり読ませていただきますね…！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ピリオド - あっ、好き……です。更新大変だと思いますがお身体に気をつけて下さいね！ (2020年1月12日 8時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2018年6月8日 5時
