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#17 ページ17

「神威っ!!」



久しぶりに見た愛しい彼に駆け寄る



「あっ、A!」



彼もこちらに気づいたようで満面の笑みで手を振ってる



「ただいま、A」



「おかえり!」



私達はすぐに抱きついた



「会いたかったヨ」



私も、なんて言うと、神威は軽くキスを落とした



あまりにも自然で思考が追い付かない



「え、あ…今」



「ん?………あ、」



神威は無意識だったようで、驚いた顔をしている




「ご、ごめん…大丈夫、だった?」



「う、ん…は、初めてで驚いただけだから…」



私達は顔を抱きついたまま真っ赤にして下を向いてる



「………」



沈黙が続くと、なんだか笑えてきて



「……ふふっ」



「ははっ、何してんだろ」



こうやって笑いあう時が楽しい



やっぱり神威といると安心する



「仕事、お疲れ様」



「Aがいたから頑張れた」



そんなことを普通に言える彼がかっこいい



「もう遅いしあとは部屋でゆっくりしよっか」



「久しぶりにAに膝枕してほしいなぁ、なんて」



「ふふ、いいよ」



今日だけ特別、なんて言うけどこんなかっこいい神威をまえにしたら、何回だってしちゃうんだろうな



まぁ、それもそれで幸せかも

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作者名:及川 妃菜 | 作成日時:2019年9月10日 1時

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