第97話 関西…です、はい…。 ページ8
蒼井「ええっ!?居たの!?」
貴「居ました!馬鹿ですか。貴方は!いや、馬鹿でしたね。」
蒼井「ええっ!?ひどい…。」
貴「って言うのは嘘で〜!」
蒼井「嘘なんかい!!」
貴「…。蒼井さん突っ込みできるんですね…。」
蒼井「うん、一応…関西…かな?」
貴「どこなんですか?出身地。」
蒼井「福井県!!」
貴「あぁ!あの心霊スポットで有名な!」
蒼井「いや、違うから!…いや、違わなくはないんだけど…そこはさ、魚介類が美味しい地域とかさ、冬とか寒いけど綺麗だとか…いろいろあるでしょう?」
貴「…福井って、冬綺麗なんですか?なんか、寒いからこたつに入ってみかん食べながらテレビ見てるイメージが…。」
蒼井「何でそれを真顔でしかも僕の顔をまじまじとみながからいうの!?」
貴「いいえ、別に〜、」
…一体Aちゃんの中の僕ってどんなんなの…。
過去…。うん?なんか、まだ何かAちゃんに言わないといけないことが…。
過去…。
えっと〜、
あ、そうだ、
showta.のことだ!
蒼井「Aちゃん。」
貴「はい?」
蒼井「僕、君にまだ言ってないことがあるんだ…。」
貴「なんですか?」
蒼井「実は、君が持ってたあのCD、歌ってるの、僕なんだ…。」
貴「…。知ってますよ?」
蒼井「…へっ?」
貴「前みゆき姉から聞きました。」
蒼井「え、あ、そうなんだ…。」
貴「通りで蒼井さんが懐かしく思うわけですよ…。」
…さっきも思ったけど。
蒼井「なんで「翔太」って呼んでくれないのさーー!」
貴「え?えと…。」
蒼井「うぅ…。」
貴「はぁ…こほん。翔太。」
蒼井「やった!」
貴「今思うと昔からあなたに救われてばかりですね。私は。」
蒼井「それは…。」
貴「あなたに出会えて良かったです!」
そう言って微笑む君は、何故か少し悲しげに見えた。
貴「…同じ男性でも、同じ名前でも、こんなに違うんですから。」
蒼井「ッ!」
やめて…。君を傷つけたやつと一緒にしないで。
僕を…そんなやつと比べないで!
貴「あいつは、翔太とは真反対でした。」
今、そんなやつの話をしないで…。
貴「本当は、あんなことされてもまだ好きだったんですよ。あいつのこと。でも、」
お願い、それ以上言わないで!
貴「あいつは私のこと、眼中になかったんですから…。」
蒼井「ッ…!もう、いい加減にしてよッ!」
貴「…え?」
蒼井「ねぇ、今の君の彼氏は誰?ねぇ!!僕とその人を比べないで!」
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最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月10日 19時