第98話 鬼畜! ページ9
蒼井「悲しかったり、辛かったりするのはAちゃんだけじゃないんだよ?」
貴「あ…。」
蒼井「僕は…君を傷つけたりなんか絶対にしない!」
そう…絶対に!
蒼井「僕はね、最初君を見た時なんでこんな子がSに入ってこれたんだろうって。人見知りだし、何に対しても喜怒哀楽があまりなくて、それに男性恐怖症…何度も思ったよ。」
貴「…。」
蒼井「でも、君の本当の姿を知っていく度に僕の何かが君をずっと思い続けた。」
貴「…。」
蒼井「お願い…。僕を、君にひどいことをしたその人と同じにしないで…。比べたりしないで…。」
貴「す、すみません…。そんなつもりじゃありませんでした…。」
Aちゃんは顔をしたに向けて悲しい顔をした。
蒼井「…来て?」
貴「え?」
蒼井「僕の腕の中に、来て?」
貴「…。」
戸惑うと思ったけど、案外あっさりと僕の腕の中に来た。
貴「…。」
蒼井「…!」
すると、Aちゃんの方から僕の腰に手を回してくれた。
貴「貴方は…ずるいです。」
蒼井「え?」
貴「…。私にはあなたのことを呼び捨てで翔太と呼べと言っておきながら、貴方は私を「ちゃん」付けで呼んでいます…。」
蒼井「…!ははっ!そっか!ごめんね?A…。」
貴「…。」
蒼井「…?」
Aが下を向いて黙ったから、気になってのぞき込むと…。
蒼井「…!?顔、真っ赤じゃん…。」
貴「なっ!?…うぅ…。」
蒼井「クスッ。可愛い。ほんと、もうどうしよう…。君のことこの手からずっと離したくないな…。」
貴「いや、離してくださいね?私、いろいろと作業しにくくなりますから。」
蒼井「えぇー?やだ!」
貴「蒼井さん!」
蒼井「あれ…?」
貴「う、翔太…。」
蒼井「うん!」
貴「相変わらず黒いな…。」
蒼井「なんか言った?」
貴「う!?い、いえ〜何も〜!」
蒼井「嘘つき〜!もぉ!嘘つきさんにはこうだ!!」
僕はAを寝転がし、肩甲骨をグリグリと肘でマッサージをした。
貴「イデデデデ!!!イダイッ!わかった!わかりました〜!すみません〜!」
蒼井「よぉ〜し!」
それから僕達は他愛のない話で1日部屋で過ごした。
〜おまけ☆〜
蒼井「忘れてた。」
貴「?何をです?」
蒼井「朝食べてない…。うぅ…。僕のサンドイッチ…。」
貴「知りませんよ、そんなの。」
蒼井「うぅ!鬼畜!!」
貴「今、なんとおっしゃいました?」
あ、地雷踏んだ…。
蒼井「ご、ごめんなさァァイイ!!」
第99話 これらの振り返り!→←第97話 関西…です、はい…。
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最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - みれぃさん» コメントありがとうございます!!Twitterのアカウントは「@ASHOWT」か、最先端の消しゴムでやってくれたら出てくると思います! (2016年1月9日 22時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
みれぃ(プロフ) - いつも読ませてもらってますー!! これからも更新頑張って下さいー もし、よかったら、Twitterのアカウントとか教えていただきたいです!! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 5e7f49e174 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 凄いです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: 814316926e (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!!!ほかとは違いますか!?私もよくわかってないのですが、いつの間にかこんなふうになっちゃって…笑 (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム(−_−;)(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです! (2016年1月9日 20時) (レス) id: ce180c9265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:最先端の消しゴム | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月10日 19時