男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。

第76話 何、このうるさい人…。 ページ34

まぁ、一応無事に朝のミーティングが終わり、私達は撮影をするために外に出た。

宮野「Aちゃん！今日はよろしくね！！」

貴「はい！」

宮野「いやー、でも…。うーん。なんとなく予想はしてたんだけどね？」

貴「？何がです？」

宮野「Aちゃんと蒼井君が付き合うの。」

貴「またその話ですか…。」

宮野「いやだってさー！！」

貴「もういいですから！撮影、始まりますよ！？」

宮野「はーい！」

宮野さんと他愛のない話で盛り上がっている時にスタッフさん達は撮影の準備をしていた。

スタッフ「では、よろしくお願いします！」

貴/宮野「お願いします！」

そして、撮影が始まった。

宮野「Aちゃん！これ、可愛くない！？」

貴「お！いいですね！」

今、私達はアクセサリーショップに来ている。宮野さんが私に見せたのは、星の形をした飾りがついてるネックレスだった。

宮野「これ、1人ずつ買ってこう？」

貴「ですね！！」

宮野「じゃあ、俺ST☆RISHのぶんかうからAちゃんはQUARTET★NIGHTのぶんかって？」

貴「いいですよ？」

私がそう言うと、宮野さんはクスッとして小声で

宮野「そうしたら彼氏の分買えるでしょ？」

と言った。

貴「ちょっと！そんな事今は言わないで下さい！！」

宮野「あれ〜？照れてる照れてる！」

宮野さんは目の前でお腹を抱えて笑っています。

貴「はぁ、早く買って帰りましょ？」

宮野「えー？なんでー？あ、もしかして彼氏の顔を見たくなったとか？」

はあ、全くこの人は…。

貴「宮野さん。今収録中ですよ。そんな事言わないで下さいよ〜！私、彼氏なんていませんて〜！もぉー！」

宮野「あー！ごめんごめん。収録なのすっかりわすれてたー！」

貴「棒読みで言わないでください！！」

宮野「あ！、皆さーん！さっきから言ってるAちゃんの彼氏はー、蒼井君でーす！」

宮野さんがカメラに向かって解説していた。

貴「はぁ、ダメだこりゃ…。」

まぁ、こんなことがあったが、無事に収録は終わった。

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