第77話 わかってる。 ページ35
それから私たちはホテルに戻った。時間は午後16半頃だ。
貴｢みゆき姉〜！｣
そして今はみゆき姉たちの部屋にいます。
沢城｢おかえりーー！どうだった？真守とのロケ。｣
貴｢すんごい緊張したー…。｣
沢城｢そっかそっか。A、男性苦手なのによく頑張ったよ！｣
貴｢うん！！｣
沢城｢よしよし！！｣
そう言って頭をなでてくれるみゆき姉、昔から大好きな手なんだ…。
沢城｢A、私のところにいるけど、いかなくちゃいけないとこ、あるでしょ？｣
貴｢えっ？｣
どっか、あったっけ？
沢城｢もぉー！今頃蒼井君、拗ねてるんじゃない？｣
貴｢あ…。｣
…蒼井さんの存在忘れてた。
沢城｢忘れてたんかい！！！今すぐ行ってきな！｣
貴｢は〜い。｣
みゆき姉に無理矢理蒼井さんに会ってこいと部屋を出された。
貴｢もぉー！無理やり出さなくてもいいじゃんかぁ〜！｣
仕方がない…。私の部屋に戻るか…。
廊下を歩いていると、1人のスタッフに止められた。
スタッフ｢Aさん！｣
貴｢はい？なんでしょう？｣
スタッフ｢今日、パーティーが終わったら私達の部屋に来てくれませんか！？少し、個人でお話がありまして…。｣
貴｢？わかりました。｣
私が普通に話せているのは話しているスタッフが女性だからだ。
スタッフ｢！ありがとうございます！！｣
貴｢いえ…。｣
私が答えたら、スタッフはどこかへ行ってしまった。
あ…。私も帰らなきゃ…。
私は急ぎ足で部屋に戻った。
貴｢ただいまです…。｣
蒼井｢おかえり…。｣
あれ？なんか、元気ない気がする…。
貴｢蒼井さん？どうかしました？｣
蒼井｢遅いよ…。帰ってくるの。｣
貴｢？あぁ、みゆき姉のとこ行ってたんで。｣
蒼井｢ふーん。｣
蒼井は答えるのと同時に私を抱きしめた。
もうなんか、すごく蒼井さんには慣れたきがする。自分でも普通に話せてると思うし…。
蒼井｢…。心配した…。｣
貴｢っ…！｣
耳元で言われるからゾクゾクする。
蒼井｢ただでさえ今日の収録僕と違って宮野さんとだったし…。…2人の収録…だし。｣
貴｢ごめ…なさっ…。｣
やだ！！怖い！！わかってる。ここにいるのが蒼井さんだってこと、ちゃんとわかってる！わかってるのに…怖い！！こんなに長く抱きしめられるのも初めてだし、ずっと耳元で話されていたら…。
どうしよう…。
やっぱり…
この優しさが
すごく
怖い…！
今すぐ逃げたい…のにそれを蒼井さんが許さない…。
第78話 口付けよう…。→←第76話 何、このうるさい人…。
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一松大好き - 男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。の第５９話 事件発生！蒼井翔太氏が・・・。の中での出演声優さんの会話がコントみたいで、とてもおもしろいです。 (2016年8月17日 2時) (
レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！まだまだ書く予定なので、よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - ココア/保登心愛さん» はーい！続編行きます！！これからも応援よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - サナナさん» ありがとうございます！！d(ゝω・´○) がんばります！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こんにちは(≧∇≦)アリスです♪すごい!!続編ですか♪このシリーズが続くと知ってうれしい限りです!!これからも応援させていただきます!! (2015年12月14日 5時) (携帯から) (レス) id: e58d3e2c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2015年8月18日 12時
