第60話 繋いだ手…。 ページ17
まぁ、いろいろとハプニングはありましたが、無事に１日終わりました。
貴「…。はぁ…。」
そして今、ホテルの部屋に戻り蒼井さんと一緒にいます。
蒼井「…。」
二人「寝ようか…。」
あ……。
蒼井「ふふっ！かぶったね！」
貴「ですね…。」
蒼井「さぁ！明日は早いし、今日はもう寝よっ？」
貴「はい！」
そう言うと、蒼井さんは手を差し出してきた。
貴「あ…。」
私が手をだそうとすると…。
蒼井「あ…。ごめん…。」
と言って引っ込めた。
私は、すごく弱い自分に腹が立った。
貴「いえ…。」
と言って自分から蒼井さんの手を取った。
蒼井「！？な、なんで…。」
貴「…特に…理由なんてないです。」
蒼井「…いいよ！無理しなくて！」
貴「っ…！」
心配そうに言ってくる蒼井さんの優しさで泣きそうになった。
貴「無理なんて…してません。」
そう言う私は、蒼井さんの目にはどう写ったのだろうか。
蒼井「ほら、無理、してるじゃん｡」
違う、違う、違うっ……！！！
･
･私は、私はっ…！！！
貴「っ…！」
蒼井「あ、まって…！」
私は部屋を飛び出した。その時の私の頬には、一筋の「涙」というものが流れていた。
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
さっき、同室の佳美ちゃんが眠りについたのを見届け、私は散歩をしようとホテルの部屋を出た。
すると、遠くの方にAが走っていく姿が見えた。
どうしたんだろう…。泣いてる…？
私は１回蒼井君とAの部屋に向かった。
沢城「蒼井くーん？いないのー？」
…。返事はなし。
奥にある二人がいたであろうリビングに行った。するとそこには、
蒼井「クソっ！！」
と言ってソファーを殴ってる蒼井君の姿があった。
蒼井「僕は…僕は…。っ…！！クソォォォ！！！」
沢城「蒼井君……。」
蒼井「！？え…さわ…しろ…さ…ん？」
どうやら蒼井君は私が名前を呼ぶまでわたしにきづかなかったようだ。
沢城「何があったか、説明してくれる？あの子、泣いて出て行ったわ。今日、昼間に言ったばかりだったよね？」
蒼井「すみません。泣かすつもりなんてなかったんです。ただ、僕がAちゃんに手を差し出しちゃって、Aちゃんはそれを見て怖くなったみたいで…。僕もそれに気がついて手を、戻したんですけどAちゃん無理して手、自分からつないできて…。無理しなくていいよ。って言ったら出て行っちゃって。」
…なるほど、そう言う事か。
第61話 なんで…。→←第59話 事件発生！蒼井翔太氏が…。
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一松大好き - 男性恐怖症の私が株式会社Sに入り、今度はもっと大勢の人と暮らすことになりました・・・。の第５９話 事件発生！蒼井翔太氏が・・・。の中での出演声優さんの会話がコントみたいで、とてもおもしろいです。 (2016年8月17日 2時) (
レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！まだまだ書く予定なので、よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - ココア/保登心愛さん» はーい！続編行きます！！これからも応援よろしくお願いします！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
最先端の消しゴム（−＿−；）(プロフ) - サナナさん» ありがとうございます！！d(ゝω・´○) がんばります！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 09bde4130d (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こんにちは(≧∇≦)アリスです♪すごい!!続編ですか♪このシリーズが続くと知ってうれしい限りです!!これからも応援させていただきます!! (2015年12月14日 5時) (携帯から) (レス) id: e58d3e2c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最先端の消しゴム | 作者ホームページ：
作成日時：2015年8月18日 12時
