第44話【過去編】 ページ46
五条side
『五条...
......あぁ...
そういえば家の人間が話してたわね...』
そう呟きながら俺を捉えた彼女の視線は,何処と無く冷めきっているように思えた.
五条「......?」
『...正さん』
ほんの少しの間を空けて,彼女が口を開いた.
『___どういうつもりですか?
私と五条家の跡取りを引き合わせて,何がしたいんです?』
目の前にいる女は声を低くして,鋭い目付きで俺を睨みつけた.
夜蛾「......深読みし過ぎだ,翠
俺はただ,3人をお前の後輩として紹介したかっただけだ
特に他意は無い」
『...』
五条「...」
『......そうですか
なら,もう用事は済みましたよね
お先に失礼させてもらいます』
夜蛾「待て,翠___」
先生の制止も聞かず,女はそのまま俺達の横を通り過ぎて寮へと歩いて行ってしまった.
夜蛾「......全く...」
五条「...なんだアレ
感じ悪っ」
家入「あんたなんかしたの?
めっちゃ睨まれてなかった?」
五条「知るかよ」
夏油「まぁ...
悟は知らず知らずのうちに,人を不快にさせていることが多いからね」
五条「あ゛ぁん!?」
夜蛾「...」
先生は肩を竦め,遠くなったあの女の背中を眺めていた.
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プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月24日 7時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 5781b40464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:H.A. | 作成日時:2021年2月3日 0時