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第37話 ページ39

主人公side



呑み潰れた直毘人さんが爆睡してしまった為,着替えて屋敷を出ようと廊下を歩いていた.



『...』





「あれ?もう帰るん



___翠ちゃん♪」



廊下の向こうから歩いてくる一人の男.





禅院直哉.



現当主である直毘人さんの息子だ.



直哉「当主様(パパ)のムチャぶりな任務から斟酌まで


ご苦労様や



日も跨いでもうたし,泊まってったらええのに



なんなら俺と一緒のフトンで寝る?(笑)


翠ちゃんは顔がええから優しくしたるよ♡」


『遠慮しますよ



貴方の相手をするのは疲れそうなので』


直哉「ええの?

そんなこと言って



未来のご主人様には,あんまし噛み付かん方がええんちゃう?」


『ふふ





...私より弱い人に噛み付く必要が,どこにあるんです?』


直哉「言うやんけ


所詮は同じ1級やろ?





なぁ...



___堕ちた元特級(・・・)呪術師サン?」



直哉さんが口元に薄ら笑いを浮かべる.



直哉「犬は尻尾振って媚び売っててればええねん





小鳥遊家の人間らしくなぁ」


『そうですね



貴方が媚び売りたくなるような人間になってくれたら

私も尻尾を振るかも



夜を共にするのはそれからですよ』


直哉「我慢せんでええんよ?



どうせ,悟君の相手ばっかりで

正直飽き飽きしとったん___」





「そんなわけないだろ?」





突然,直哉さんの背後から低い声が聞こえてくる。





直哉「...不法侵入やよ?





悟君」



直哉さんが振り向くと,そこには黒く微笑んでいる悟が立っていた.



五条「誰が



誰に飽きてるって?(ニコッ)」


直哉「翠ちゃんが,悟君に(ニコッ)



君,何しに来たん?


誰もお呼びやないよ」


五条「翠先輩を迎えに来たに決まってるでしょ





ほら,帰ろ」



そう言って,悟がこちらに目を向けた.



『......はぁ』



溜息を吐きながら,直哉さんを通り過ぎて悟の元に歩く.



五条「じゃあね〜」



悟は直哉さんに向かって手をヒラヒラさせながら,私と共に屋敷を後にした.





直哉「従順な番犬やなぁ...



御三家と小鳥遊家


立場が逆転してるで





小鳥遊翠...


御三家の"犬"が___」






.

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
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プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月24日 7時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2021年2月6日 22時) (レス) id: 5781b40464 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:H.A. | 作成日時:2021年2月3日 0時

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