10.重岡大毅×小瀧望×寝起き ページ11
〆.
大ちゃんの腕枕で横並びに寝ていたはずの私は、いつの間にやら彼の抱き枕と化していた。
「Aー!ついでにしげー!昼飯やぞ………っ、しげぇぇぇ!!!!」
「うるさ……」
寝起きの頭では、のんちゃんに優しくするよう指令を出せないらしい。
「さっき見た時はただの腕枕やったから!我慢したけど!!なにAのこと抱き枕にしとんねんボケェ!!」
口が悪いな。
「ええやん、別に。Aが俺にジャストフィットやねん」
大ちゃんは寝起きがいい。
ちょっと面倒くさそうだけど、のんちゃんにはっきり言い返している。
「しげに取られてばっかりや!A、昼飯は俺の隣!あーんすること!」
「いや、私にも食べさせて…」
「俺にあーんして欲しいん!?」
「そういうことじゃない…」
テンション高いなぁ。
ゆっくり起き上がる私を、大ちゃんはのんちゃんに見せつけるように抱き締めた。
「ああああ!!」
引き剥がしにかかってくるのんちゃん。
「ええやんけ、お前毎晩Aと寝とるやろ」
「足りるわけないやん!夜だけとか!!」
何怒ってんだか。
「もう、二人ともお昼ご飯食べないの?私先に下降りとくからね」
ひらひら手を振ると、
二人とも慌てて着いてきた。
〆.
818人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はゆな | 作成日時:2018年11月25日 14時