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第二章 ページ11

貴方side



私達はオーディションを受けるフレイアと別れ先程の受付嬢に案内されることになった


ケイオス支部である『マクロス・エリシオン』


その両手にあたる部分、肘から先はそれぞれ一隻の宇宙航空母艦になっている


その右腕にあたる空母アイテールの通路を私達は歩いている


ハ「……」


貴「ハヤテ?」


急に立ち止まって窓の外を見たハヤテの視線を追うとそこにはあの時戦っていた機体が整備されている所だった


ハヤテはそのまま飛行甲板へ降りていき整備の様子を眺めている


貴「ハヤテ。そろそろ行かないと」


受付嬢と離れてから時間がたっている今頃慌てているころだろう


ハ「……」


貴「もう……」


全く反応しないハヤテに仕方なく着いていって暫くすると後ろで声がした


「この前は良い飛びっぷりだったな」


見ると赤髪の男性と背の高い黒髪の青年がこちらにやって来ていた


ア「Δ小隊隊長アラド・メルダーソンだ」


赤髪のアラドと名乗った男性はハヤテと私を面白そうな顔つきで眺めた


ハ「直ぐ撃ち落とされましたけど。飛行機飛ばすの初めてだったんで」


素っ気なくハヤテが答えるとすかさずアラドさんも言葉を続ける


ア「だがバトロイドの操縦は手慣れてる」


ハ「ワークロイドを仕事で使ってたから」


負けじとハヤテも言い返すとアラドさんは少し溜め息をついて次に私を見た


ア「お前は?」


貴「8年前に訓練を受けてからずっと乗ってます」


「……」


そう答えるとずっとタブレットに目を落としていた青年は驚いたように顔を上げ私を見た


「随分転々としているようだな」


しかし直ぐにハヤテへと視線を移すとあくまで淡々とした口調で言った


ハ「それが?何なんだよそっちから呼び出しといて」


そのことに触れられたくないのだろう

ハヤテは明らかにイライラした口調で言い返し青年は気分を害したようだった


「隊長無駄です」


青年がハヤテを見放したように言うといきなりハヤテはキレだした


ハ「はぁ?何だよそれ」


「貴様!」


青年が我慢ならなくなったのかハヤテに言い返そうとするとアラドさんがそれを手で制した


ア「その気があるならウチで飛んでもらおうかと思ってたんだけどな」


ハ「……」


思いもよらないアラドさんの言葉にハヤテは言葉を失った

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設定タグ:マクロスΔ , ハヤテ・インメルマン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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リマ(プロフ) - レッドテールさん» この作品を参考にして作品を書いてもよろしいでしょうか? 感動するの作品なので・・・ (2018年10月12日 17時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
レッドテール - マタタビさんコメントありがとうございます!この作品を好きだって言ってくれてとっても嬉しいです!夏休みに入ったので頑張って更新していきます!これからもよろしくお願いします! (2017年7月21日 11時) (レス) id: 1fd051a143 (このIDを非表示/違反報告)
マタタビ - こんばんはー!マタタビです!私この作品好きです!頑張ってください! (2017年5月30日 20時) (携帯から) (レス) id: 4efe3cb1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ジン(プロフ) - 待ってましたー! (2016年7月26日 20時) (レス) id: d437bf2317 (このIDを非表示/違反報告)
レッドテール - やっと更新出来るようになりました!長い間お待たせしてすみません!これから頑張ってアニメに追い付こうと思います!期待に添えるよう頑張るのでこれからも宜しくお願いします! (2016年7月25日 14時) (レス) id: 083304ccc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レッドテール | 作成日時:2016年5月6日 17時

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