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四話 ページ9

悠 サイド




『って感じだったよねぇ』


俺とAが知り合ったきっかけと今年の誕生日について話していたら

30分経っていた。




それより、Aが言葉の語尾に「ねぇ」とか「だよねっ」とか


小文字が付いちゃうといちいちかわいく見えちゃう。





「その「ねぇ」って感じがまた可愛い…あっ」



不意に口にしてしまって、口を抑える



『もう、いちいち可愛い言わないで〜wてわけで、録音してきまーす』



「一発録りできる?」



『分からないけど……一発録りできたらスタバ奢って!!』



マジか。




毎回録音には苦労する



俺は録音したものを聴いて、いいな、と言うんだが、



本人は納得がいかない様子で、平均3回は録っている



もし一発で彼女の納得いく声ならスタバ奢らないといけない



いやまてよ





嘘ついて一発録りうまくいった、って言われそう




でもそんなこと思い付かないか



「いいよ、一発録りできたらね」



ていうか、一発録りできなくても「奢って」と言われたから奢る気満々だけどねww




Aは録音のために、録音専用の部屋に入っていった。




録音専用の部屋は、全体が防音で、歌で叫んでも決して外に漏れない



そういう部屋を作った




まぁ絶対もれない訳じゃないけど。




『……な、何これ……!!?』



途端





部屋からAの声が聞こえた





「どうした!?」



俺は録音部屋にいる彼女に言う。






Aは手にスマホを持ちながら目を見開き固まっている




『悠、っ………こ、これ…』




悠「え?」




Aがスマホの画面を見せてきた




友達との会話だろうか、



こうかかれている



#「30分くらいまえ、A駅前で見かけたよ!どっか行ってたの?」





『……わ、私ずっと家にいたよね………?おかしくない…?』




悠「…ありえない……」




30分前、つまり俺らが家の中で過去について話し合ってたとき



彼女は確かにここにいた



おかしい




その友達の見間違いじゃないか、




『あ、あと、これも…!』




また見せてきた画面には別の友達とのやり取りがある



#「今日渋谷歩いてなかった?」




「は……おかしいだろ…」



彼女の別の友達も、今日街でAを見かけたらしいメールが届いていた




二人からきて、二人も見間違いなんてありえないよね………?





うそだろ…






まさか






ドッペルゲンガーとかじゃ……







ないよな……………?

五話→←誕生日のサプライズ&きっかけ



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柊木アミ(プロフ) - りお 坂田家さん» 大丈夫ですかぁあ (2018年4月6日 17時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
柊木アミ(プロフ) - きなこ@餅2/13さん» ありがとうございます…… (2018年4月6日 17時) (レス) id: b1ef680daf (このIDを非表示/違反報告)
りお 坂田家 - う、ううう……(´;ω;`) (2018年4月6日 17時) (レス) id: 3613f8ab94 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ@餅2/13 - 更新ありがとうごさいます。楽しみにしてました。 (2018年3月4日 11時) (レス) id: 35f8ab9167 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊#歌い手ファン | 作成日時:2017年6月9日 21時

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