【歌い手】王様ゲーム……ではなく王様ドッジなり

王様ドッジ20 ページ21

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璃子「流石王子様」

『……いやなんなの』

璃子「どうした」

『…なんもない』

璃子「ん？ほんとどした？さっきと違う様子ね」

『んー大丈夫』

先生「全員集合ー」

『あ、結果発表するみたいだよ。いこ璃子』

璃子「え、あ、うん」

痛む体を抑えながら体育館の前に並ぶ

まだ囲まれたままかよ！！！

並べや！！！

・

ふぁ

華奈子ちゃん！！←

華奈子「結果発表します。1位、1組」

『(^q^)』

華奈子「2位、2組、3組」

そらる「あれ一緒なんだ」

『(^q^)』

璃子「正気になれ」

『えー……このクラスで最後なの寂しいかなーって思って』

璃子「おかしいでしょ。あの絵文字はw」

『二度となれないこのクラスだしね』

璃子「そうだね、Aと私はずっと一緒」

『きもいよ♡』

璃子「ごめん♡」

こそこそ話してると

華奈子「ｺﾞﾎﾝｯ……1組優勝おめでとうございます」

あ、華奈子ちゃんが咳払いした……ってことは

静かにして、かな？(適当)

拍手の中、1組はみんな喜ぶ

『1組やればできるじゃんね！』

璃子「そうだね！」

華奈子「それで肝心の"王様"です」

『へ？』

華奈子「奇跡的に、まさかのどのクラスも王様が当たらずにゲームが終わりました。」

ん？

つまり？

華奈子「王様だった人、前に出て来てください。」

『表彰っすか』

華奈子「そう。王様が代表」

ひええええww

出たくないいいい

とか思いつつ出ます

華奈子「1組の王様、桜川Aさん、2組の王様、相川真冬くん。それで3組……」

『やっぱりお前だったのかよ？！』

まふ「王様の命令として頑張りました！」

『いやそこじゃないぜ？！』

華奈子「おめでとうございます！」

ははは〜と笑う

チラッとあの4人の方をみる

『……』

まふ「Aちゃんどーしたの？そーだ、Aちゃん！！放課後体育館きてね！」

『んん？！？！』

そんな大声で言うなよ？！

やめろよ？！

はぁ……


王様ドッジ、終わった……


これで私は自由だ……

ははっ


あいつらに絡まれなくて済む！！

神様ありがとう


地獄の先には幸せが……



・割愛



・


璃子「じゃ、またねー」

『部活ふぁいとー』

璃子「呼び出しあるんだってね。そっちこそふぁいとー」

手を振って、璃子は靴を持ってグラウンドに行った

あ、私もそろそろ、グラウンドに行かなきゃな

あ、でもタイピン呼び出し食らってんじゃん

でも相川の気持ち知ってるから行くだけ行ってスルーするか(え)

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