【歌い手】二人の王子と世界を持った一人のお姫様【うら*さか】

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坂田「…………」



『………なんで…』



うらた「だって………」



『お姉ちゃん…っ…!』



私はいてもたってもいられなくなって、お姉ちゃんの部屋へと走った



ダメだダメだ



可哀想だよ……



ﾊﾞﾝｯ


『っ、お姉ちゃんっ』



96「……A…？」



『………何で無理するの…』



96「…無理なんかしてないで。ただちょっと悲しかっただけで……」



ちょっとって何がちょっとよ…



目腫れてる…



『ごめんね……私……私、ねお姉ちゃんの好きな人とっちゃった…』



96「っ、違うよ、あの人は元々Aが好きだった。うちが後から好きになったんよ…」



『……っ、ごめんなさい…私、勘違いしてたの…』



96「勘違い？」



『うらた王子がお姉ちゃんに優しくするからっ、ね、お姉ちゃんが好きなんじゃないかなって
　胸が苦しくて…でもどっちを選べばいいかわかんない…!』



96「……大丈夫。二人はきっと、Aを幸せにしてくれる。幸せにしなかったら、
　 うちが許さへん」



『でも私には………』



96「大丈夫だってば。……Aは………Aは、世界中の平和を持ったお姫様なんやから」



世界中の、平和……？



『…………平和…』



96「そ。うちの次の女王はAやろ？Aはうちより重大な役目を持つから。









　






　 世界中の平和を守る義務。つまり、世界を持ったお姫様なんよ」




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【歌い手】-ハイドアンド・シーク-【うらたぬき】


すみません、新作ですww


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