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23* ページ26

『……………っ、寒い、よ…』



バカだなぁ私。



もっと考えて来たらよかった。



だからといって、王宮に帰る気にならない



『…っはぁ…しんどい…』




カサッカサッ



誰かが歩いてくる音が聞こえる



怖い……



『やっ、怖い……』



カサッカサッ



私は更に小さくうずくまる



寒さと恐怖以外、何も考えてなかった。


カサッカサッ



その音が止まった



瞬間



ぎゅっ


『っ…!?』



?「……何でこんなとこにいんだよ、危ないのに」



突然誰かに抱き締められた



それは、聞き覚えのある声でもあり、聞きたくない声だった



『……何で、っ、うらた、王子が来んのよ…、ほっといてよ…』



うらた「ほっとけるかよ、こんな暗いとこに王女一人なんて余計危ない…」



やだ、やだよ!


何で私なの……!



『私のことなんか……!』



うらた「…強がってばっかり。」



強がってばっかり………



そうだ。


そうだったんだ




私はあの時以来、強がってばっかだった



本当なら、本当の私なら



誰かに泣き付いては慰めてもらってた



『……っ…怖かった…一人ぼっちで誰もいなくて…っ、…暗いし…寒いし…怖かった…!
 うらた王子がきてくれなかったら…私……!!』



私はうらた王子に泣き付いた




うらた「うん、いいよ泣いて。俺がそばにいてやるから」



『っ、私、寂しかったっ……!』



うらた「大丈夫、もう大丈夫だから」


抱き締めながら、言ってくれる



『っ、…………』



うらた「寝ちゃったか………」




泣きじゃくって私は寝てしまった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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柊#恋歌-裏千家(プロフ) - 優-unki-さん» コメントありがとうございます!僕はあれです、ちょっとヤバい人なんで素通りしてくれれば((  さかたんのまた書きます(笑) (2017年10月13日 15時) (レス) id: e176a315dd (このIDを非表示/違反報告)
優-unki- - この作品を知るのが遅くなってしまいすみません(?)この作品面白かったですよ。きゃっ← 作者様を見た時「こいつ大丈夫かな」って思ってしまいました(土下座)← さかたんのはよ((← (2017年10月13日 6時) (レス) id: 1af6415151 (このIDを非表示/違反報告)
柊⇒うらたんLoveすぎる人間#(プロフ) - ねむりゅ@*ナさん» わかる人いて良かったです(笑) (2017年8月1日 21時) (レス) id: e176a315dd (このIDを非表示/違反報告)
ねむりゅ@*ナ(プロフ) - 柊⇒うらたんLoveすぎる人間#さん» ですよね!見たときあ!なんか似てる!って思いましたもん! (2017年8月1日 12時) (レス) id: ee2b03bd5a (このIDを非表示/違反報告)
柊⇒うらたんLoveすぎる人間#(プロフ) - ねむりゅ@*ナさん» え!?分かりましたか!?その時たまたまそれを見てたのでちょっとやってみました← (2017年8月1日 12時) (レス) id: e176a315dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊⇒うらたんLoveすぎる人間# | 作成日時:2017年7月16日 21時

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