10-DH- ページ11
｢Aがそんなんじゃ、ヒョクだって不安になるよ。｣
Aの鼻から手を離して、頭をポンポンってする。
｢ウニョクさんが…不安になる…の?｣
｢そうだよ。男だって好きな子にちゃんと気持ちが伝わってるか不安になるんだよ。だからね…｣
綺麗な黒髪の頭をなぜなぜ。
｢Aも堂々と『私が彼女です!!』って顔してないと!!｣
そう笑顔で言えば、ちょっと間を置いて
｢私…ふられてないの……?｣
なんて言う。
｢さっきヒョクは違うって言ってただろ?｣
｢でも…。ウンジュさんをご飯に誘ってて…。その前にちゃんと目があったのに……。｣
そう言ったAが唇を噛み締めそうになったから、頬をグニュっと両手で包む。
｢ふぉっぱ(オッパ)｣
｢ふはっ。じゃぁ、ちゃんとヒョクの話を聞いておいで?｣
頬を挟んだ両手を離して。
｢もし本当にAがふられちゃったら、オッパがヒョクのことボコボコにしてあげるから。｣
って言えば、Aがようやく笑う。
｢オッパ、本当にしそう(笑)｣
｢もちろん!!でも、そんなことにはならないよ。｣
自信を持ってにっこり笑えば、Aの顔に笑顔の花が咲く。
『うちの子、笑顔の破壊力がハンパないくらい可愛いんですけど!!!!』
って、自慢して歩きたくなるのをグッとこらえて←
行っておいで。とAの背中を押す。
椅子から立ち上がって、ドアに向かったAが出ていく前に振り返って
｢ドンヘオッパ…ありがとう!!大好き!!｣
なんて笑顔で言うものだから。
ほんのちょっと、ヒョクのところに送り出すのが惜しくなったのはーーー俺だけの秘密。
だけど。
『大好き!!』は後でヒョクに自慢しよう←
そう思いながら、パタンと閉まったドアに自分の顔が笑顔になるのを感じた。
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HARU(プロフ) - 姫稀さん» こちらにもコメントありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです!!お話をかく励みになります♪ (2019年4月19日 13時) (
レス) id: 7152b2ed7f (このIDを非表示/違反報告)
姫稀(プロフ) - 此方でも改めまして。ホントに素敵なお話にドキドキです。ウネの二人とヒロインとの絶妙なやり取りがホントに大好きです。私も是非続編読みたいです。 (2019年4月18日 9時) (レス) id: 4780cea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - 花さん» こちらにもありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ続編を書いたらまたヒョクチェさんがなにかやらかしそうな気がします(笑) (2015年6月19日 16時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 度々すみません。このお話大好きです!!私も続編が見たい…(笑) (2015年6月19日 14時) (レス) id: 473f378ffe (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - しのさん» はじめまして(*´∇｀*)もっと読みたいなんて言ってもらえてすごく嬉しいです(//∇//)ヒョクとドンヘと私の関係がお気に入りなので、また書きたいなぁとは思うのですが何分タンコマなので(^◇^;)また、お目にかかれればと思います。 (2015年6月13日 17時) (レス) id: f9eb079c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年6月8日 16時
