沖田総司の脇差参 (ページ8)

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仲良くなりたいし可愛がりたいページ8

姫国side
まさか、自分の刀をこんなことに使うとは思わなかったよ
姫国「重っ！」
獅子王「あー。貸せよ。俺がもって帰るから」
姫国「ありがとうございます」
獅子王「さ、今日は鹿鍋だ～！」
鹿を狩るために刀を使うとは・・・

結果、翌日は検非違使は出ず、夕飯の支度をしている
山姥切「大きいな」
獅子王「姫国が狩ったんだぜ」
山姥切「ありがとう姫国っ！」
僕の手をぎゅっと握る山姥切
こういう食のことになると、山姥切は写しということを忘れて接してくれるらしい
率先して狩ってきて良かった
僕、山姥切ともっと仲良くなりたいんだよね
姫国「どういたしまして」
ポンポンと頭を撫でる
年下は可愛がりたくなるものなのです
国重「お、凄いなぁ。大きな鹿だなぁ」
姫国「今日は鹿鍋ですよー！」
たたたっと父様に駆け寄り、抱きつく
国重「なぁ、こいつの兄ちゃん。こいつ人見知りなのかい？」
長谷部「いや、そういう性格ではなかった筈ですが」
ベリッと、僕を父様から引き剥がす兄さん
姫国「何で引き剥がしちゃうの！？」
長谷部「夕飯の準備をするからだ」
姫国「えぇー。じゃあ僕も手伝う！」
長谷部「狭くなるだろう。出てろ」
姫国「ケチ！」
長谷部「お前はこっちで薪割りでもしておけ」
ポイッと外に出される
仕方ない・・・
伽羅とお喋りしながら薪割りしますか！
姫国「ねぇ伽羅。兄さんさ、やっぱ父様に会えて喜んでるよね」
伽羅「知るか」
姫国「何だか、兄さんや父様とここにいると、昔を思い出すなぁ」
伽羅「だが、やるべきことはやれよ」
姫国「わかってるって。やるべきことをやって、帰らなくちゃならなくなったときは素直に帰るって」
伽羅「ごねるなよ」
姫国「・・・」
伽羅「黙るな」