沖田総司の脇差参 (ページ40)

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歴史書ページ40

姫国side
姫国「さて、これで運び出しは終わりかな」
小夜「どの時代のことまで書かれてるんだろう」
姫国「さぁ。にしても、こんな昔の歴史書、よく本丸にあったよね」
厚「確かに•••」
座敷わらし「あぁ。やっと見つけたんだね」
どこからともなく現れる座敷わらしくん
姫国「やっとって？」
座敷わらし「何代か前の審神者が置いていった物だよ。大分奥の方に仕舞ってたみたいだから、気づく奴も少なかったんだろうね」
なら、うちの大典太さんはすごい出不精ってことにならないかな
大典太さんが見つけたってことは、彼自身も随分と奥の方にいたってことだよね
個体差ってやつ？
前田くんやソハヤさんが手を焼くわけだよ
座敷わらし「確か、実家にあった物を持ってきたんだっけ？使えるとか言って。持って帰らなかったってことは、いらなかったのかな」
姫国「後任の人にも、使ってほしかったんじゃないかな」
長谷部「使ってほしいというなら、政府に提出してデータ化してもらう方がいいだろう」
確かに
そうすれば、たくさんの審神者が見られるようになる
でもそうしなかったのは、政府に都合が悪いことが書かれてあったから？
でも、審神者の家から持ってきたのなら、都合の悪いことなんて無いはずなのに
もしかして、そもそもの歴史が違った、とか？
姫国「•••蔵の奥の方に仕舞って、わざわざ本丸に残したってことは書かれてちゃいけないことが書かれてるって事じゃない？」
博多「だとしたら、大典太しゃんが気づきそうなもんばい」
長谷部「どうだろうな。良くも悪くも、あいつは蔵に仕舞われていた刀だ。歴史に疎い部分があるかもしれん」
姫国「•••読んでみる？」
長谷部「待て。主に報告してからの方がいいだろう」
姫国「そうだね」
しばらくは、読むのはお預けかな