沖田総司の脇差参 (ページ36)

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安定さんがいない日々　三日目ページ36

姫国side
姫国「ただいまー」
清光「おかえり。おつかれさまー」
大包平「姫国さん。資材、どこに持って行ったらいいですか？」
姫国「まずは兄さんに報告してください。数を数えてから、鍛刀所に持っていきます」
清光「え？姫国さん？え？どういう事？」
姫国「僕がちょっとお説教したから。なんかわかんないけど、さんって呼ばれるようになりました」
清光「あぁ〜」
なんで納得してるんだろう
和泉守「清光ー。お、春。帰ったのか」
姫国「ただいま」
清光「なに、どうかした？」
和泉守「安定が明日帰ってくるからよぉ、宴会の準備するかって主が」
清光「俺だけ宴会はナシでしょ。するよ。宴会」
和泉守「おう！」
清光「あいつが帰ってきたら、手合わせしたいな」
姫国「強くなってるかもですよ」
清光「俺が勝つに決まってるでしょ」
姫国「今まで五分五分じゃなかったですっけ」
清光「そうだけど、負けたくないんだよなー。同じだから」
手癖はそうなっちゃうよね
姫国「それを言うなら、僕もですよ」
清光「刀種が違うじゃん。でも、春には勝てないんだよなぁ」
姫国「若造には負けたくありませんから」
清光「誰が若造だ」
姫国「南北朝と江戸ですよ？僕からしたら、若造です」
清光「ふーん」
和泉守「清光ー」
清光「今度は何？」
和泉守「なんか、監査官っつー奴が来てるぞ」
初めて聞く単語に、僕たちは、顔を見合わせた