安定さんがいない日々 二日目 ページ34
姫国side
主「姫くーん。遠征お願いしてもいい？」
姫国「どこ行けばいいの？」
主「甲相駿三国同盟」
姫国「十二時間か•••」
主「まぁまぁ。遠征してたら、時間なんてあっという間でしょ？」
姫国「まぁ」
主「頼んだ！」
姫国「はぁー。はいはい」
大包平「だから、俺が！俺こそが！天下五剣に相応しいと！」
三日月「はっはっは」
鶯丸「相変わらず大包平は声が大きいな」
鶴丸「おっ。ありゃなんだ？」
髭切「ありゃー。白丸、遠くへ行ったらだめだよー」
編成に悪意しか感じない
主さんは平安の巣窟に僕をぶっ込むのがよほど好きなようだ
姫国「いいですか、皆さん。今回の遠征は、無事に」
大包平「鶯丸！お前は茶ばかり飲んで！」
鶯丸「まぁ、細かい事は気にするな」
大包平「気にしろ！」
鶴丸「で、無事に？」
姫国「ゴホンッ。無事に同盟を結べるかどうか」
髭切「あ、あれ美味しそうだねぇ」
三日月「髭切。俺にも頼む」
反省していたのは鶴さんだけだったのかもしれない
鶴さんだけ、僕の話を真面目に聞いてくれてる
鶴丸「どうか？」
姫国「手助けしたりするのが、僕たちの任務です」
鶴丸「よしキタ。おーいきみたち、周囲に怪しい人影がないか、見に行くぞ」
髭切「うん。これ美味しいねぇ」
三日月「鶴丸や姫国も食べるか？」
大包平「だから！任務中だと言っているだろう！」
鶯丸「声がでかい。静かにしろ」
鶴丸「•••十二時間、この面子で過ごさなければならないのか？」
姫国「そうだよ。鶴さん」
鶴丸「反省していたのは俺だけか」
姫国「みたいだね」
鶴丸「よし。俺たちで大まかな事を決めよう。まずだ。今日の夜は野宿がいいか、宿がいいか」
姫国「どっちでも。お爺ちゃんたちの体に響かない方で」
鶴丸「だとしたら宿だが、こいつらが迷惑をかける未来しか見えん」
姫国「じゃあ野宿で」
鶴丸「キツイな」
姫国「僕の羽織貸したげるから、我慢して。鶴さん、服汚すと燭台切さんに怒られちゃうでしょ？」
鶴丸「そうだな」
大包平「三日月宗近！お前は天下五剣だと言うのに、そのように弱者で良いのか！」
僕たちが話してる間に、一悶着あったらしい
三日月「はっはっは。なら、手合わせで力を示すか？」
姫国「あのー、ここ、人いっぱいいるんで、また今度」
大包平「受けてたとう」
姫国「ですからー」
三日月「参る！」
姫国「また今度って言ってんだろ！」
取り敢えず間に入る
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年10月23日 16時
