嬉しい ページ4
姫国side
姫国「終わった〜」
長谷部「何とか日暮れまでには間に合ったな」
国重「いやぁー助かった。お陰で今までに見たことないくらい家がきれいになった」
姫国「それは良かった」
ほんと、僕たちここまでよく頑張ったよ
埃まみれ煤まみれの家をこんなにぴかぴかにして・・・
刀だった頃は、こんなこと、出来なかったからなぁ
長谷部「加州たちを呼んでくるか」
姫国「だね」
姫国「清光さーん。終わりましたよー・・・ん？」
清光「りょーかい。じゃ、行こっか」
なにか、遊んでたのかな？
物凄い赤くなってる山姥切と赤疲労マークついてる伽羅がいるんだけど
姫国「い、一体何を・・・」
獅子王「お、知りたいか？」
伽羅「・・・」
加州「止めよ獅子王。春にはまだ早い」
いや、そこの山姥切より年上なんですけど
それに、馴れ合わないがモットーの伽羅ができるなら僕もできるじゃん！
獅子王「そーかぁ？コイツ、結構大人だと思うけど」
加州「わかってないなぁ獅子王は。・・・春、大好きだよ」
僕の目を見て、真正面から、大好きと言う清光さん
姫国「あっ、いや、その・・・、え、あ」
加州「ね？」
獅子王「あー」
伽羅「止めろ、姫国が困ってる」
山姥切「俺も困っていたんだが」
長谷部「遅い！」
パァンッと、兄さんが戸を勢いよく開く
伽羅「うっ」
姫国「ぐえっ」
僕と伽羅の首根っこ引っ付かんで引きずってく兄さん
長谷部「まったくお前たちは。話をするなら父様の家でもできるだろう。何故長居する。それに、もう父様が夕飯を作り始めてくれているというのに、長々と」
姫国「苦しいっ。兄さんギブギブ」
伽羅「離せ・・・」
この時、加州たちは思った
「長谷部、国重に会えてめっちゃ喜んでるな」と
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年10月23日 16時
