清光さんがいない日々 三日目 ページ27
姫国side
昨日は丸一日手入れ部屋で過ごした
燭台切「昨日は大変だったね。姫国くん」
姫国「鶴さん以外嫌いになっちゃいそうですよ」
燭台切「そんな姫国くんにご褒美。白い鳥さんからだよ」
僕が好きなもなかだ
燭台切「で、こっちは緑の鳥さんからのお茶」
湯気を立てたお茶が置かれる
燭台切「こっちが天狗くんとお月さまからのお菓子」
普通の金平糖とお煎餅
燭台切「で、これは黄色のおじいちゃんから」
源氏◯イファミリーパック
粟田口じゃないから、こんないらないんだけどな
燭台切「みんな、ちょっと反省したみたい」
姫国「なら良いんですけど」
燭台切「•••明日だね。加州くんが帰ってくるの」
姫国「はい。どんな風に成長して帰ってくるか、楽しみです」
燭台切「保護者みたいだね」
姫国「保護者ですからね」
えっへんと胸を張る
燭台切「加州くんを育てたのはきみなの？」
姫国「うーん、どうでしょう。あ、でも、口の悪さはうつっちゃったのかも•••」
燭台切「口が悪い姫国くん。想像できないなぁ」
姫国「僕を真剣必殺させたら口悪くなりますよ」
燭台切「怪我をしろってことだよね！？そこまでして見たくないよ！」
姫国「あはは。僕も痛いのは嫌ですよ」
博多「姫国！今から鬼ごっこするっちゃけど、一緒やらん？」
博多が外から声をかけてくる
姫国「良いよ」
博多「みんなー。姫国誘えたばい！」
薬研「やったな」
厚「姫国速ぇじゃん」
平野「逃げ切れるでしょうか」
五虎退「お、お手柔らかにお願いします」
姫国「どうしよっかなー」
屈伸としんきゃくをする
薬研「やべぇ。コイツ本気だぞ」
乱「いち兄からなら逃げ切れるけど、姫国さんはなぁ」
姫国「ていうか、なんで僕が鬼前提なわけ？」
信濃「そっちの方が楽しいからに決まってるからだよ」
姫国「ふーん。じゃあ始めるよ。いーち」
後藤「やべぇやべぇ。逃げろ」
十数えて、みんなを追いかけに行った
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年10月23日 16時
