目覚め ページ42
昔の春告鳥side
安定「沖田くん。起きてよ、ねぇ・・・」
春告鳥「・・・」
総司さんは、暑い夏の日、静かに息を引き取った
誰も知られずに、ただ、静かに
春告鳥「僕を見つけてくれて、ありがとうございました。総司さん。・・・貴方の刀で、僕は、本当に幸せでした」
総司side
うん。中々起きない
任せろって言った手前、何とかしてあげたい
総司「起きてくれないと、悲しいな・・・」
いろんな意味で
いや本当に起きようよ
こうやって眠ってる姿を見ると、昔の僕を思い出す
安定と春告鳥には、きっと辛い思いをさせただろうなぁ
総馬「総司・・・」
ヤバ、総馬不安にさせちゃったよ
春告鳥「・・・あ、主さ、ん?」
総馬「姫くん!」
総司「ふー」
お、起きたー!
春告鳥「総司さんの声が聞こえて・・・」
総司「久し振りだね、春告鳥」
春告鳥「総司、さん?」
めちゃくちゃ驚いてる
目がまんまるだ
総馬「取り敢えず、皆呼ぶぞ」
総馬が部屋を出ていった
春告鳥「な、何で総司さんが・・・」
総司「んー。生まれ変わりってやつ?」
春告鳥「・・・」
そっと僕の手を取る春告鳥
春告鳥「温かい・・・」
春告鳥は、涙を流していた
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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki
作成日時:2023年6月2日 20時