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昔の春告鳥side
安定「じゃあ、僕の方が長く沖田くんと一緒にいるから、先輩だね」
春告鳥「ふふっ。それじゃ、よろしくお願いします。安定さん」

翌日、僕は初めて新撰組の屯所に行った
??「あー!国広、知らねぇ刀がいる!」
??「えー。誰々?」
安定「この子は春告鳥。僕の後輩だよ」
春告鳥「よろしく」
??「俺は和泉守兼定!土方歳三の愛刀だ!兼さんって呼んで良いぜ!」
??「僕は堀川国広。堀川って呼んで」
春告鳥「よろしく。兼さん、堀川くん」
??「何?あんた、沖田くんの新しい刀?」
春告鳥「そうだよ。もしかして、きみも?」
??「そう。俺、加州清光。よろしくね。後輩」
うーん。安定さんと清光さん、性格似てるな・・・
春告鳥「よろしくお願いします。清光さん」
ふふん。と、得意気に笑う清光さん
??「何だ。新入りか?」
安定「長曽祢さん!」
春告鳥「僕は春告鳥です。よろしくお願いします」
??「俺は長曽祢虎撤だ」
背は、僕より少し高いくらい
兼さんに至っては、一番背が低い
その中で堀川は僕と同じくらいか、高いくらい
堀川「春。打たれてどれくらいたつの?」
春告鳥「春?」
堀川「きみの呼び方だよ。嫌だったかな?」
春告鳥「ううん。別に。春告鳥って、ちょっと長いし、春で良いよ」
安定「何?春告鳥って、これから春って呼べば良いの?」
春告鳥「はい。是非そう呼んでください」
清光「皆ー。これから春告鳥のこと、春って呼べば良いんだって!」
トタトタと走り去っていく安定さんと清光さん
元気だなぁ・・・
僕、もうおじいちゃんだから、そんな元気ないや
春告鳥「それで、いつ打たれたかって質問の答えなんだけど、南北朝だよ」
堀川「道理で。威厳って言うか、年上っぽく見えたんだ」
春告鳥「老けてるって言いたいの?」
堀川「違うよ。僕は安土桃山に打たれたんだ」
春告鳥「年近いね」
堀川「200くらい離れてるよ?」
春告鳥「ちっちっち。堀川くん、僕が歩んできた時の中で、200年は短いんだよ」
堀川「あははっ。年上のお兄さんは言うことが違うなぁ」
春告鳥「上にはもっと上がいるんだけどね。平安や鎌倉の刀とか」
鶴さんとか日光さんとかね
あと博多も一応年上だったんだよな
堀川「春って、もしかして凄い刀だったりする?」
春告鳥「さてさてどうでしょう。でもこれからは、新撰組の刀だよ」
堀川「ふふっ。そうだね。よろしく春」

三→←新撰組にいた日々



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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki  
作成日時:2023年6月2日 20時

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