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沖田総司 ページ32

姫国side
長曽祢「あぁ。御用改めである」
長曽祢が戸を開いた瞬間、僕と堀川は中へ駆け込む
堀川「此方だよ!」
姫国「さぁ、僕についといで!」
丁度敵は半々に別れ、僕たちは無事、外に敵を誘き出すことができた


清光「さてと、あと人たちの邪魔される前に消しとくか」
安定「死ね!」
こわぁ・・・
特に大和守
姫国「ま、僕も負けてられないよね」
敵はざっと二十体
連度が高い僕たちはそれほど苦戦しなかった
清光「・・・そろそろかな。安定、姫国。一旦退こう」
最後の一体を切り伏せる加州
安定「そうだね」
姫国「?」
屋根の上に上る加州
大和守もそれに続く
姫国「待って!まだ三体残ってた!」
安定「嘘!」
姫国「僕が行く!僕の機動ならすぐ戻れる」
清光「すぐ戻ってきてね!」
姫国「わかってる」


確か此方に・・・
いた!橋の上!
姫国「時間がないのにちょこまか逃げんな!」
三体、一気に切り伏せる
姫国「速く戻らないと・・・わぶっ!」
誰かにぶつかる
??「わー!ごめんね、大丈夫!?」
??「ちょっと総司ー。何やってんだよ」
姫国「・・・此方こそすみません」
この人が、沖田総司さん・・・
総司「あれ、君みたいな子、新撰組にいたっけなぁ。ねぇ平助くん」
平助「新入の奴じゃねーの?」
姫国「そっ、そうです!」
あっぶねー・・・
ナイス!平助くんとやら
総司「あれ、その刀」
姫国「へっ!?」
下っ端(多分)の僕がこんな立派な刀(自分で言うのもなんだけど)持ってるのおかしいよね・・・
総司「立派な刀ですね!」
姫国「え、あ、どうも」
総司「それに、僕の持ってる春告鳥にそっくりだ」
彼の腰に差してある脇差を見る


これ、僕だ


スラッと彼が刀を抜く
総司「ほら、ね。君のにそっくりでしょう」
姫国「はい・・・」
何が起こってるんだ?
何故僕が新撰組 沖田総司の元に?
総司「もしかしたら、きみの刀を打った刀工が同じなのかもしれませんねぇ」
姫国「そう、ですね」
平助「おい総司。そろそろ行くぞ」
総司「あっ、うん。・・・君、名前は?」
姫国「姫国です」
総司「姫国くん。一緒に頑張ろうね!」
そう言って僕に笑いかける
何故だろう。この笑顔を、僕は知ってる気がする。
総司「それじゃ」
そう言って池田屋へ向かう沖田総司
その後ろ姿に、思わず僕は、涙を流していた
突如、凄まじい頭痛に襲われる
姫国「ぐっ・・・」






「・・・り。頼りにしてるよ」







「春告鳥」







「君は、本当に僕によく馴染む刀だね」

戻ってこない→←いざ、池田屋へ



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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki  
作成日時:2023年6月2日 20時

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