東の槍、御手杵 ページ27
姫国side
清光「槍がほしい」
姫国「わかる」
安定「地道に刀装剥がしてくの面倒くさいんだよね」
山姥切「日本号が部隊で一緒だとありがたいよな」
堀川「うんうん」
今剣「やせんにつれていけないのがなんてんですけどね」
膝丸「いるといないでは大違いだ」
一期「やはりもう一つ槍がほしい所ですな」
主「お前らそれ主の前で言う？」
姫国「こうでも言わないと鍛刀しないでしょ」
主「俺Mじゃねぇんだわ。やる気がでねぇだけで」
明石さんかよ
清光「まぁ槍がほしいのは本音だよ。刀装剥ぐの大変だし」
姫国「この攻撃逝くでしょーって思ってても刀装つけて生き残りました〜なんてよくある話だけどさ」
山姥切「それが腹立たしい」
堀川「殺る気を削がれるんですよね。あぁ、まだかーって」
主「そんなに絶望するもんなの？」
姫国「主さんがやってるげぇむで攻撃当たった！死ぬ！って思っても何か見えない盾とか使って生き残ってたら腹立つでしょ」
主「めっちゃ腹立つ」
一期「例えが具体的すぎますな・・・」
姫国「分かりやすく言ってあげないと分からないんですよ」
主「俺は幼児か！」
膝丸「槍さえいれば、兄者があんなに怒ることはないんだ。そして本丸内が殺伐としなくてすむんだ」
主「明日の近侍誰にしよっかなー」
髭切さんどんだけ怖がってるんだよ
まぁあの空気は流石に僕も嫌だけどさ
何か常に抜刀してないと気が休まらない感じ
翌日
姫国「あっ！日本号・・・って、何ソレ」
日本号に『私が鍛刀しました』というたすきが掛けられていた
日本号「コイツ鍛刀したら掛けられたんだよ。っていねぇし！」
姫国「コイツって誰？」
日本号「御手杵だよ御手杵。取り敢えず探すぞ。見たことないでけぇのが御手杵だ」
姫国「りょーかい」
一体何処に？
まさか、鶴丸さんが作った落とし穴に落ちたとか！？
ふと庭に視線を向ける。と、何かにぶつかった
？？「うぉ！！ごめんなぁ。大丈夫か？」
姫国「ってて。すみません。よそ見してました。・・・って、御手杵！？」
御手杵「そうだが、何処かで会ったか？」
姫国「いや会ったことはないけど。日本号が探してたよ」
御手杵「ん？あぁ。あの黒いやつか」
まぁ確かに黒いけど
御手杵「教えてくれてありがとな。えっと・・・」
姫国「僕は姫国だよ」
御手杵「ありがとな姫国」
一振りで歩き出そうとする御手杵
姫国「ちょっと待って！日本号見つけるまで一緒に行こう。迷子になるよ」
御手杵「お、ありがとな」
大きな戦力が増えたのでした
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年6月2日 20時
