沖田総司の脇差弍 (ページ19)

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検討ページ19

主side
主「じゃ、ちょっくら行ってくるわー」
姫国「はーい。行ってらっしゃい」
清光「夕飯は外で食べてくるから」

？？「久し振り～！元気にしてた？」
主「元気してたしてた」
？？「清光も元気ー？」
清光「うん。ちょー元気」
主「つか部屋綺麗にしろよ汚ねぇ」
清光「座れる場所なくない？」
？？「ごめんねぇ。片付けるから待ってて」
そう言って彼は積み上げてあった資料を片す
主「あっおいこれ無くしたって言った資料じゃねぇか！」
清光「うわ。此方にも同じのある」
？？「整理整頓が苦手なものでね。・・・そうだ。あれから春告鳥はどう？」
主「ぜーんぜん。何も思い出さない」
？？「ドロップした刀は？」
主「浦島虎徹。髭切と違って刀のままだった」
？？「規則性わからないなー」
清光「でも、これって規則性はあるんじゃないの？」
？？「というと？あっ、座って座って」
俺たちは片された床に座る
清光「まぁ要するに、顕現前の意思が強いか強くないかってこと。たぶん自分たちを形作る物語から来てるんだと思う」
？？「ほぉ」
主「まぁ厚はさておき、秋田や平野は戦を好むような奴じゃないからな」
清光「髭切はなんか色々逸話があるしね。普段からちょっと殺意高めだし」
？？「そういった本能が働いたりするのかな？いや、それともなにか別の特性が？」
こいつはこうなると長い
話を切り替えねば
主「そうだ。春くんについてなんだが」
？？「うん」
主「今度、池田屋に出陣させようと思う」
清光「え？」
？？「その理由は？」
主「新撰組のため」
清光「ばっかじゃないの・・・」
涙目の清光
きっと迷ってるんだ
春くんを行かせるか、行かせないか
？？「出陣させたところで、思い出す保証はない。何せまだ一振り足りないんだからね」
主「長曽祢虎徹だろ？彼が来てから行かせるつもりだ」
清光「別に春に無理して思い出させなくてもいいと思うんだけど」
主「ばっか。俺が寂しいんだよ。それに三振りで沖田総司の愛刀だろ」
清光「そうだけどさ」
？？「そうだよ清光。池田屋、行きたくない？」
清光「あのそういうことじゃなくて」
主「じゃあどういうことだよ」
清光「本当にいいの？春を池田屋に行かせて。また、春が春じゃなくなっちゃうかもしれない」
？？「清光は、春告鳥に新撰組のことを思い出してほしくないの？」
清光「思い出してほしいけど」
？？「春告鳥は、新撰組にいた頃の楽しかった記憶、思い出したいと思うけどなぁ」