六百年越しの仲直り ページ13
姫国side
長谷部「どうした？そんなにキョロキョロして」
姫国「あ、いや。薬研はいないのかなって」
長谷部「あぁ成る程。この時間なら・・・。ついてこい」
兄さんの後ろを歩く
何だか懐かしいなぁ
こうやって兄さんの後ろを歩くの
ある部屋の前で兄さんは立ち止まる
長谷部「入るぞ」
？？「おう」
そこには、薬研がいた
薬研「春、無事だったか。うおおっ！？」
思わず薬研に抱きつく
姫国「ごめん薬研。ごめん！あの時、あんな別れになっちゃって、本当にごめん！」
涙が溢れる
薬研「姫、国・・・？」
姫国「そうだよ。姫国だよ」
そっと僕の背中に薬研の手が回される
薬研「謝るのは俺の方だ。ついカッとなって怒っちまった。お前は、兄弟みたいに思ってたから。寂しかったんだ。お前がいなくなるのが。すまなかった、姫国」
姫国「いいよ、全然。こうやってまた会えて仲直り出来たんだから」
薬研「そうだな」
薬研side
長谷部「入るぞ」
薬研「おう」
長谷部がこうやって部屋に来るのは珍しい
長谷部の隣に春がいた
薬研「春、無事だったか。うおおっ！？」
春が抱きついてきた
何が何だかわからなくなる
姫国「ごめん薬研。ごめん！あの時、あんな別れになっちゃって、本当にごめん！」
記憶が、戻ったのか・・・？
薬研「姫、国・・・？」
姫国「そうだよ。姫国だよ」
そっと姫国の背中に手を回す
帰ってきたんだ。姫国が
俺は謝らなきゃいけない。あの日のことを
薬研「謝るのは俺の方だ。ついカッとなって怒っちまった。お前は、兄弟みたいに思ってたから。寂しかったんだ。お前がいなくなるのが。すまなかった、姫国」
涙が溢れる
姫国「いいよ、全然。こうやってまた会えて仲直り出来たんだから」
薬研「そうだな」
六百年越しの仲直りをした
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年6月2日 20時
