過去の記憶2 ページ38
神)戻ってきたつもりはない。
院長)冷たいねぇ、まぁいいや。次この子だっけ、終わらせよっか。
すると院長や医員で眠っている子の体をを問答無用で切りはじめた
櫻)っ、見るな。
櫻井はAに見せないよう視界を手で塞いだ。他のメンバーもその光景を見ないようにしていた
入)……一旦戻りましょう…
院長)また来てね〜
神)っ…
メンバーは屋敷に戻っても酷い光景を見たからか、静まりかえっていた。そこで口を開いたのは鈴村だった
鈴)浩史、院長と知り合いなんか?あそこにいた事があるんか?
神)…あるよ。でも、少しの間だけ。
福)もし良ければ、話してくれませんか…?
すると神谷は事を話し始めた
神)僕の親はあんまり子育てに興味がなくて、あの孤児院に保護されたんだ。あの時は医員や院長も優しくて家での生活より孤児院のほうが楽しかった。でも周りの子が一定期間で居なくなって。その時僕は里親にでも貰われたのかな、なんて思ってた。
そしたらある日院長にあの部屋に連れてかれたんだ。売られることは決まってなかったから、値札的なものをつけられただけで済んだ。しかも親が僕を返せなんて言うから売られずに済んだけど…
神谷は話しているうちに思い出したくなかったのか手が震えているように見え、小野が諭しつつ部屋で休むように促した
入)本当に最低な所ですね。
櫻)今回どうする?浩史抜けたほうが良いんじゃない?
A)本人に聞いて決めるよ。
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作者名:weihana | 作成日時:2021年5月4日 11時