ep240 ページ43
結局、ナニイッテルカワカリマセン共和国出身ということでゴリ押した万事屋諸君。
「ナニイッテルカワカリマセン共和国ってなんだよ!?んなの聞いたことねぇよッ!!」
でしょうねー。そんな国ないし。
「てかどっちだよ!?なに言ってるかわからない国名なのか、それともなに言ってるかわからないって国名なのかッ!」
そう問い詰める副長に
「マジしつけぇな……なに言ってるか分かんねんだよ腐れ副長」
ボソッと斎藤隊長が愚痴る。
「ぉおい!!今のなに言ってるか分かんねぇはマジだったろ!!」
「ゴメンナサーイ。私の国では腐れ副長は『〜です』くらいの意味デース。他意はない腐れ副長」
そう言って親指を立てる斎藤隊長だが……
「他意しか感じねぇけどォ!?」
正しいです、副長。他意120%です。
でもまぁ、そんなことはいいのさ!この際何でもアリだし、楽しそうだから便乗しよう。
「じゃあ俺達もそうした方がいいな腐れ副長」
と言った局長に
「そうですね、相手の文化に合わせるのも思いやりの1つですから腐れ副長」
意気揚々と乗っかる私。
「オメーらまでやんなくていんだよッ!?」
と副長は言うが……
「そういうことなら仕方ないですよねィ……腐れ副長」
と、この流れに乗っからない訳ない、安定の沖田君。
「今のは完全、腐れ副長に向かって言ってただろ!!」
突っ込む副長に対し、さらにヅラが続く。
「とぼけるな斎藤殿!!君は外国人などではない腐れ副長!!」
「外国人じゃないなら腐れ副長使わなくていんじゃね!?」
もう必死。
「この男は内定の職権を乱用し、自分に害のある者を粛清と称して除いていたんですよ腐れ副長!!」
「……分かった、全員処刑でいいな……?」
憔悴しきって顔を歪める副長に思わず「ぶふっ」と笑いが漏れる。
「オイ、ウケてんじゃねぇぞ、腐れ参謀」
「すみません!腐れ副長!!」
元気一杯にそう返したらゲンコツが落ちてきたのは言うまでもない。
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壊(プロフ) - ギラッフェさん» 了解しました! (11月27日 20時) (レス) id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - 壊さん» ご指摘ありがとうございます。確かにおっしゃる通りですね!その他誤字脱字含め見逃し多々あると思いますがふわ〜っと解釈しといていただけると助かります笑 (11月27日 20時) (レス) id: 245a809416 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - ep241の「今度の新作抹茶パフェ明日奢ってやるから」なんですが、明日に奢るのなら「今日」「昨日」「この前」の方が文章的に分かりやすい思います。 (11月27日 19時) (レス) @page45 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます。シリーズ開始から読んでくださってるんですね!すごく嬉しいです!いよいよ将軍暗殺篇を迎えて私自身、感慨深いです。これからも末長くよろしくお願いします。 (2020年8月27日 22時) (レス) id: c665168944 (このIDを非表示/違反報告)
R - はじめまして。こちらのシリーズが始まった頃から読ませていただいてます。大好きな将軍暗殺篇に入っていたので、思わずコメントさせていただきました。沢山の小説がありますが、一番と言っていいほどこちらのシリーズが大好きです。これからも楽しみにしています。 (2020年8月27日 19時) (レス) id: f5157b02c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ギラッフェ | 作成日時:2020年5月14日 14時