【銀魂】前職：攘夷四天王専属参謀 参

ep102 ページ5

「「うん、ないな。ベジー◯はない」」


ドラゴンボー◯談義で盛り上がる女性陣の面々とそれを止める新八君。
なんとか会話に入ろうとする銀時、副長。

そしてドラゴンボー◯が守備範囲外すぎて何もわからない私。



「あ、夜神さん。飲み物切れてますよ。ウーロンハイで？」

「……あぁ、はい」



どっかのサイヤ人みたいに髪の毛逆立てて無理やり会話に入った銀時。さすがのマダムもちょっと引き気味である。


「おぉいTOSHI！ウーロンハイ入りまぁす！」


謎のハイテンションでオーダーすると銀時にビシッと二本指を立てて答える副長。そしてすかさず新八君が突っ込んだ。


「なにベジー◯の名シーン再現してんだッ！」

「うわぁ……ドラゴンボー◯ネタわっかんねぇ」


思わず呟いた私の言葉を掻き消すように女性陣から酒瓶と酒のオーダーが飛んでくる。
それらを文字通り、体当たりで受け止める副長。

結局、副長が床に沈んだ一部始終を見届けてからその伏せった身体をつんつんと突いた。


「副長ー。大丈夫ですかー？」

「これが大丈夫に見えるんなら眼科に行け」


あはは、と笑いつつ楽しんでいると


「頑張って下さいよ！少しずつではありますけどマダムの心は開いてきてますよ！！」


新八君の激励が入る。


「しかし問題はあの酔っ払い共だ。アイツらをどうにかしねぇと一向にマダム攻略が進まねぇ」


いや、マダム攻略って言い方……。

なんて思っていると小気味のいい靴音と共に沖田君が颯爽と現れて言う。


「あれぇ、お姉さん方……今日は何の集まりで？モデルさんの飲み会か何かですか？」


小首を傾げて尋ねる姿はまさにあざとさの塊。




あ、打開策みっけ。





　

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