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ep101 ページ4

「オイ参謀……どうにかしろ」

「ははは……。冗談キツ」


死んだ魚のような目で言う副長に渇いた笑いを返す私。

スキーの件から面倒事は参謀に丸投げしとけ、みたいな風潮強くない?
やめて。私、この状況を鎮圧できるほど人間捨ててないから。


西郷特盛、月詠、柳生九兵衛、猿飛あやめ、お妙ちゃん、神楽ちゃんに囲まれたマダムを眺めつつ頭を抱える私達。


「同じ女のお前ならどうにか出来んだろ!さりげなく話題変えるとかよ!!」

「はぁ⁉私いやだよ!銀時が女装して混ざって来ればいいじゃん!」

「ならオメーが男装して接客しても同じだろ!行けよ!!」

「オメーらアホか!火に油注ぐだけだろ!!」


私と銀時の頭を勢いよく叩く副長。

てか何よ、かまっ娘倶楽部に柳生一門に百華?
怖い怖い怖い。どこに嫌われても物理的に排除されるじゃん。無理オブ無理。


なんて3人で隠れていると……



「ちょっとあんた!!なに銀さんと至近距離で話してるのよ!羨ましいわね!離れなさい!!」


さっちゃんこと猿飛あやめから怒涛の批判を浴びる。


「銀時……良かったな。君みたいな人間にも思ってくれる女の子がいて」

「なに親戚のおばさんみたいな顔してんだよ!ストーカーだから!あいつストーカーだから!」


「うん。さすがの私も普通の女の子が銀時のこと好きになるとか思うほど頭の中お花畑じゃないから」


ストーカーだろうが何だろうがありがたく貰っておくべきだよね。


「さっちゃん、こいつ既成事実作って押せば直ぐ折れるタイプだから大丈夫だよ」


そう言えば真剣な表情で「……成る程」とメモを取り始めるさっちゃん。


「あなた案外話が分かるみたいね。名前、何て言ったかしら?」


「橘A」

「猿飛あやめよ、宜しく」


その瞬間、熱い握手を交わした私達にゲンコツが落ちる。



「俺をダシに女の友情深めてんじゃねぇ!」


ガンガンと痛む頭を抱えつつ、不貞腐れる私。

一方のさっちゃんは……



「あぁん、もう銀さんたらぁ!!私が同性と喋っている時ですら嫉妬してしまうのね!いいわ!束縛系銀さん!!あぁん!たまらない!」


くねくねと身をよじらせては興奮しながら叫び散らしていた。



 




…………うん。濃いね。




 

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ギラッフェ(プロフ) - AISさん» コメントありがとうございます!心臓刺激できたようでよかったです笑 これからも宜しくお願いします! (2021年3月24日 23時) (レス) id: d3f370a12a (このIDを非表示/違反報告)
AIS(プロフ) - 橘ちゃんのキャラと能力がどストライク過ぎました。(真顔ゲンドウポーズ)銀さん「ったく、もうちったぁ俺の相手しろよ……。薄情なやつだな」AIS「おっ?君ツンデレか??ならば良し」。ワタクシの心臓を刺激しましたねハイ。更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月22日 0時) (レス) id: 2a56ff43b4 (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - なまたまごさん» 尊敬だなんでとんでもないです!ただたた銀魂が好きなだけです笑 なまたまごさんもがんばって下さい! (2019年6月24日 20時) (レス) id: ea51419cd6 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - すごく面白いです…!同じ作者として尊敬します。これからも頑張ってください!! (2019年6月24日 0時) (レス) id: b5ac9a2789 (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - Nightさん» 応援ありがとうございます!!ぜひぜひ楽しみにしてて下さると嬉しいです。がんばります!! (2019年6月23日 11時) (レス) id: ea51419cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ギラッフェ | 作成日時:2019年4月19日 7時

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