29話＿¿ ɯɐǝɹꓷ＿ ページ31
『チャーリー！かくれんぼしよう！』
「かくれんぼ！いいよ！！」
『じゃあ、僕が数えるね！いーち、にー、…パパ？』
「おや、チャーリーとかくれんぼかい？いいねぇ！」
『うん！僕が鬼なの、パパもする？』
「そうだね、やりたいんだけど…A少しいいかい？」
『なに？』
「うーん、ちょっとしたお散歩だ！」
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『…パパ、ここどこ？』
「ここは、天国だよA」
『ピカピカして、きれいだね！』
「ふふ、そうだな」
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「何しに来たのです、ルシファー。貴方がここに来る事は許しません！！」
「分かってるさ、だけどせめて少しで良いんだ。話を聞いてくれないか」
『…パパ？』
「産まれてくる子に罪は無い、そうだろ？セラ。この子は私とリリスの間に生まれた子だ
この子は天使の羽を持って産まれてきた」
「だから何です」
「天使の羽を持つ我が子が、地獄では良く見られていない。この子が平和に住みやすい世界はここ、天国だと私は思ったんだ
頼むよ…。何不自由ないこの天国で、Aを育ててくれないだろうか？」
「ルシファー、貴方が何を言っているのか分かっているのですか？天使の羽を持つと言えど、悪魔の子である事は変わりません。そんな子を天国で育てろと言っているのですよ…！」
「Aは純粋そのものだ、数百年過ごしてきて1度も問題を起こしたことは無い。、本当だ
私の事は槍で刺そうが、焼こうが好きにしてくれて構わない
頼むよ、チャンスを貰えないだろうか」
『…？』
「はぁ…、、分かりました。良いでしょう、その代わりもし少しでも問題を起こした時は、それなりの罰をこの子に与えます。そして、貴方もよルシファー」
「…ｯありがとう、セラ！」
『パパ、僕ここで暮らすの？、』
「嗚呼、よく話を聞いていたね。A、お前の羽は純白の羽だ。君には天国が過ごしやすいと、パパは考えたんだよ」
『いい子にしてたら、パパに会える？チャーリーにもママにも』
「嗚呼！勿論さ！！」
『だったら、僕いい子でいるよ！いっぱい頑張れるよ』
「…嗚呼、頑張れA…！」
「なら、世話係を決めましょう。そうね…アダム、貴方にAを任せるわ」
「ええｯ！？…私が！？！」
「何か問題でも？」
「え、、いや、ありませんけど…(何で私なんだ、！)」
「A、おいで
次はいつになるか分からないからね、ハグをしよう＿」
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作者名：夛湖 (たこ) | 作成日時：2024年2月20日 2時
