壊れた星の輝きを・弐【鬼滅の刃】【時透無一郎】

玖拾壱 ページ48

その、男女が接吻、くらいならまだいいけど、その…まぐわったりとかは大丈夫だよね？



流石に見たら無一郎もこんな平然としているわけないしね？



『あっ、えっと。でも、ほら……』


やばい、なにも言葉が出てこない





「大丈夫、ちゃんと少し空いてた扉は閉めてきたし (玄関の)」





……うん、駄目だ
絶対無一郎のことだから気付かれないように閉めるってことは無い



そういう時は何もせずに見ぬふり、だよ






「少しやりすぎだなって思った人達には注意してきたから大丈夫 (迷惑客)」




なんで注意しちゃったの！？
行為中の邪魔はしてはいけません！！ ていうか、よく入れたね！？




『今度からひとりで行動しちゃ駄目だからね？ 宇髄さんとか伊黒さんとか連れていくんだよ？』



「え？ 宇髄さんもいたけど」




……何やってるんですか、宇隨さん(絶賛勘違い中)






『まぁ、もう少し大きくなったら分かるよ』



うん、まだ14歳だもん
仕方ない




「……で？ そういうことするの？ それとも寝るの」






それ、私に聞く？




『……寝よう』




少しだけいいかな、って考えちゃったけど駄目だろっ！！！






あ、でもどうしよう



『無一郎は成長期だし、私は床で大丈夫だから布団に寝て？』




流石にこんな硬い床に客であってもそうでなくとも寝させられない




でも、無一郎は動かない





『ほら、入りな？ 身体が冷えちゃうからね』


私は布団をめくった
そして軽く布団をトントンとたたく




「はぁ、本当にAは他の人を優先しすぎ」


『……え？



うわっ！！！』





え、？ あれ？

何が起きた？





私は腕を引かれ、布団に転がっている無一郎に覆いかぶさった




「Aの身体冷えたらいけないから


大丈夫、何もしないから。…多分」






……多分。それよりもいいのか、この体制



さっきは膝だったが足で身体を浮かしていたからいいものの



完全に今は無一郎の上。それも、この数kgはあるであろう花魁衣装で、だ





『無一郎、重いだろうし…、ちょっと着替えてきていい？


どちらにしろ寝るにはこの服脱ぎたい』



「別に重くは無いけど、早く着替えてきてね」



私は返事だけして部屋から出た





どこか空き部屋あるかな？
しかしここは遊郭だ









空いてる部屋があれば男女のまぐわいが始まる

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