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捌拾漆 ページ44

Aside






あれ、これ本当に、夢?
なんか妙にリアルというか、なんというか
こんなに、撫でられてるって感触あるものなの?
無一郎の手だって、いかにも…









やっぱり、これ夢じゃなくないっ!?




じゃあ、私が今言ったことは…





『あ、ごめんっ!! つい夢だと思って、変なこと言っちゃった。忘れて?』





ごめんね、無一郎。大好きだから、私を忘れて?








あぁ、もう!!! なんでこんな時に思い出すわけ!?




「……ふーん夢だから、ね」



『…っ!! ひゃっ!』



ぇ? なんで私、無一郎の膝の上にいるわけっ!?





『ちょっ、重いから!! 離してッ!!』



私はどうにかして逃れようとするが無一郎の腕は私の腰を回り、離す気がない




「Aが暴れなければ軽いから、大人しくして



そばにいて欲しいんでしょ?」





『うぅ……ッ、少しだけ、だから』




恥ずかしいっ
顔に熱が集中してるのが分かる




これって、所謂抱擁、だよね?



女の人には無い、力強さとか筋肉とか
全身を通じて直に伝わってくる



なんで無一郎はこんなに余裕そうなの?


慣れてるのかな。そりゃ、鬼殺隊で柱ともあれば女の子には困らないだろうけど








モヤッ








ん……、こころの奥が変な感じする





私が斜め上を見れば無一郎の顔がある


こんなに格好良ければみんな…





『っ!!』







やば、目合っちゃった
どうしよ、目が離せない



浅葱色の瞳に吸い込まれそうな感覚がした



でもっ!!




私はいたたまれなくなり首を九十度回した




……あぁ、死.ぬかと思った








あれ? ……揺れてる?

本当に微弱なんだけど……
いや、地震ではないな






じゃあ、震えてる?


いや、私は震えてないぞ?


……と、なると















後ろで笑っているからか知らないけど
……殴ってやろうか? これでも力はあるんだけど





『ちょっと、いつまでこうしてるの?』


「え? Aが言ったんだからAの気が済むまでじゃないの?」



そうだった、こうなったの私のせいだった



『もう、いい!! 十分だからッ!!』



そういうと無一郎はあっさり離してくれた
本当に、なんなの……


無一郎と触れていたところがやけに冷たく感じる












……もう少し長く、なんてね

捌拾捌→←捌拾陸



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Nami☆ - 宇髄さん…時透くんをけしかけてくれちゃったのね😅 (2月27日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 良かったですよねぇ……何度観ても泣けます( > <。) (2月25日 0時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» 私も…遊郭編みてますよ…🤗😀😀 (2月24日 23時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - Nami☆さん» 怒ったら時透くん暴走して見境なく斬りそうなところを他の柱の人達が止めるところまで妄想がっ(笑)ヤキモチ……いいですよねぇ(遠い目) (2月24日 20時) (レス) @page38 id: 01aea762fb (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - 時透くん、ちょっとヤキモチ…?でも煉獄さんとか柱は斬らないであげて😅 (2月24日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2024年2月3日 22時

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