捌拾弐 ページ38
宇髄さんがなんとか二人を説得し、化粧、着物、全て藤の家紋の人に頼んでいた
僕も浅葱色の服を着せられたが、動きにくい
伊黒さんは甘露寺さんに似合う着物を選んでおいて、そんな姿を他の男には見せられない、だって。何がしたいんだろう
胡蝶さんも紫色の布地に蝶が映えている
宇髄さんは髪を下ろして、誰あれ?ってくらい変わってる
宇髄「それじゃ、準備もできたことだし、行きますかぁ!!」
僕たちはそのまま宇髄さんについて行った。
気持ちが悪いくらいの女の人が化粧をして誘ってくる
まあ、僕は宇髄さんの後ろにいるから無事だけど
でも宇髄さんが女の人たちと話し終わると大きな部屋に連れられた
そこにいたのは……
いや、あれ、絶対煉獄さんだよね
流石に分かるよ
でも、僕はそんなのどうでもよかった
その後ろで座っている彼女
Aがいた
なんでここにいるわけ?
ここ、男が女の人といろいろと遊ぶところだよね?
なにかAの情報が掴めればいいな、って思ったけど
いたらダメなんだよ
僕はまだ人の出入りが多いから宇髄さんの背中に隠れていなくちゃいけない
いや、無理だよね?
だってAがいるんだよ?
なんの我慢大会?
僕は少しイライラしながらもみんなの話を聞いていた
それでわかったこと
Aの記憶が無い
嘘でしょ、何勝手に僕のこと忘れてるわけ?
僕のことは治しておいて、許さないから
「ねぇ、僕はいつまでこうしてればいいわけ?」
人の出入りも減ったし、もういいだろう
「あぁ、時透。すまなかった。お前の年齢だとここはちょっと怪しいからな」
うわ、やっと直接見れた
変わってないな、A
ていうか思ってたんだけど
煉獄さんって僕たちが代わりに任務している間、ずっとAといたんだよね?
「…ふーん。」
よし、上弦の弐と一緒に僕が後で斬ってあげる
でも、Aのあの服はダメだよ
その姿を他の男にも見せたと思うと、
もう閉じ込めちゃいたい
……さすがにやらないけど、ね?
そんなことを考えてたらすっかり話についていけなくなった
…あ、Aもついていけてなさそう
そういうところも変わっていない
「ねぇ、僕も暇だからさ、少し話さない?」
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Nami☆ - 宇髄さん…時透くんをけしかけてくれちゃったのね😅 (2月27日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 良かったですよねぇ……何度観ても泣けます( > <。) (2月25日 0時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» 私も…遊郭編みてますよ…🤗😀😀 (2月24日 23時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - Nami☆さん» 怒ったら時透くん暴走して見境なく斬りそうなところを他の柱の人達が止めるところまで妄想がっ(笑)ヤキモチ……いいですよねぇ(遠い目) (2月24日 20時) (レス) @page38 id: 01aea762fb (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - 時透くん、ちょっとヤキモチ…?でも煉獄さんとか柱は斬らないであげて😅 (2月24日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2024年2月3日 22時