壊れた星の輝きを・弐【鬼滅の刃】【時透無一郎】

漆拾捌 ページ34

なんでこんなことになっているのか、それは少し、いや結構巻き戻る




……多分2週間くらい




私たちは遊郭まで鳴女に飛ばしてもらい堕姫姉、ここでは蕨姫、からの紹介ということもあり京極屋という場所にすんなり入ることが出来た




問題はそこからだ






「星影花魁！！」



何故か蕨姫と同じく花魁になってしまった



星影、というのは私の源氏名のようなもの

星の呼吸の壱ノ型から名前を拝借した




そうしたらまさかの入って1週間程で花魁に成り上がった



私は書道や茶道その他諸々の作法はもちろん、琴や三味線、将棋も人並みにすることが出来た









杏寿郎は……




書道はなんて言うんだろう、良くも悪くも男らしい

琴と三味線の弦は杏寿郎が引くだけで切れて、将棋は力が強く駒を折ってしまう



流石の私もあれは驚いた












それから、蕨姫からの寵愛を受ける私は大変皆からも大切にされた


否、私のことを影で何か言ったものは蕨姫が怒り次の日からはその人の姿を見ることはなかった



堕姫姉、結構私以外の人に怖いから



でも、だからって全員私のところに来るのはどうにかして欲しい。堕姫姉だってそこまで怖くは、あるんだけども…







それでも上手くはやっていた

初回、裏、馴染み。規則を覚えるのもそこまで苦労しなかった




……私は床に入ったことは無いけど



いつかは入らなきゃいけないのかなぁ







いや、その前に無限城に帰ろう






そう思いながらまったり過ごしていた









「星影花魁！！ 蕨姫花魁！！！ あと、杏！！ 太客だ！！ 行ってきてくれ！！」



杏は杏寿郎ね


ていうか、太客ねぇ



私と堕姫姉を一度に呼ぶくらいだ



大層お金を持っているのだろう



まぁ、だからといって何かするわけではないんだけどね





太客と言っても、初回。私たちはなにも話さなくていい






私たちは太客がいる間に向かった








そこにいたのは数人の男女



いやぁ、今の時代は女の人まで遊女を求める時代なのかあ



ま、いいとは思うけど()




…ていうか







皆顔面偏差値高すぎ





この人たち、絶対女に飢えてなさそうだよ?

…まぁ、こっちも商売だからちゃんとするけど





「…ちょっと待て！、おまえ、煉獄じゃないか…っ！？」








そして前話の最後に戻る

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