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漆拾 ページ26

猗窩座「休まなくて大丈夫か」


『うん、問題ないよ。早く向かおう』




私たちは下弦の壱が戦っているであろう場所へ向かっていた
柱もいる可能性が高いらしい


なんか胸がザワつくな





猗窩座「いたぞ、着いてこい」


私たちは開けた場所に出た

私たちが降り立った場所には



赤髪の男の子と黄髪の男の人がいた



猗窩座は赤髪の子に攻撃を仕掛けた

馬鹿。黄髪の方、柱でしょ








「炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天!!」




猗窩座「いい刀だ」



……はぁ、猗窩座


『はいはい、落ち着け。急に攻撃してすまなかった。猗窩座は弱い者から狙おうとするから』



私は猗窩座の背中を擦りながら黄髪の男に言った

しかし彼は何も言わない
おかしい、と思って彼を見ると、泣いてるではないか





『どうして、泣いてるの。柱でしょ? 何をしているの貴方』




「……Aッ、Aっ!! ずっと、会いたかった



やはり鬼に、なってしまったのだな」




なんで柱が私の名前を知っているの?
鬼殺隊は情報がまわるのも速いのか




いや、そんなわけない
私は……






今回初めて無限城を出たのだから






『私は貴方を存じ上げません。』






そう言い放つと彼の顔が歪んだ

……なんでっ



そんな顔をするの、杏寿郎







……杏寿郎……ッ?




最近、なんでこうも知らない人の名前を呼んでしまうのだろうか



『名前、貴方、名前は……?』







「炎柱 煉獄 杏寿郎だ」






嘘、名前、当たってたんだけど

なんで、…どうして?




……いや、関係ない

どうせここで、猗窩座が殺.すし





猗窩座「素晴らしい提案をしよう。お前も鬼になれ」



いや、なに勝手に勧誘してんの?
柱がそう簡単に、はい、なりますよ、って言うわけなくない?




煉獄「ならない」


ほら、言ったじゃん



猗窩座「鬼にならないなら、殺.す」




何となくここまでは想像通り

一つだけ、問題があるとするならば




『なんで、こんなに胸が痛いんだろう』



分からない

本当なら私は今、あの柱か何も出来ていない赤髪の子を殺.すべきだ



でも、食べたくない


いや、食べれない




まだ、人を食べたことがないから、だろうか

血は美味しそうに感じるのに口に持っていくと、必ず吐いてしまう




私は






どうしたいのだろう

漆拾壱→←陸拾玖



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Nami☆ - 宇髄さん…時透くんをけしかけてくれちゃったのね😅 (2月27日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 良かったですよねぇ……何度観ても泣けます( > <。) (2月25日 0時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» 私も…遊郭編みてますよ…🤗😀😀 (2月24日 23時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - Nami☆さん» 怒ったら時透くん暴走して見境なく斬りそうなところを他の柱の人達が止めるところまで妄想がっ(笑)ヤキモチ……いいですよねぇ(遠い目) (2月24日 20時) (レス) @page38 id: 01aea762fb (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - 時透くん、ちょっとヤキモチ…?でも煉獄さんとか柱は斬らないであげて😅 (2月24日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2024年2月3日 22時

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