肆拾漆 ページ3
伊黒side
ふん
Aはなんで自分を信じなかった奴らにまで手紙を書くんだ
……俺だって
それでも俺は今無性にAに会いたい
俺と甘露寺とAで、笑っていたい
俺は手紙に手をかけた
『伊黒 小芭内様
正直、小芭内には、この前全部話しちゃった
私は小芭内のような継子を持つことが出来て本当に幸せだった
鍛錬はとても辛いものだったと思う。でも、私は小芭内に死んで欲しくないから、厳しく指導したことを分かって欲しい』
確かに鍛錬は苦しかったが、それが師範の愛情であることはわかっていた
俺は、師範の……自慢の継子だからな
師範を信じない継子がいてたまるものか
だから俺は自分を許せない
『私が鬼になって小芭内と会った時、私に刀を振った
でも、当たり前だ。私は鬼だから
小芭内は何も悪いことはしていない
夢子のことだって人を疑って生きていくのが人間の運命だから
心配しないでいい』
……師範
何故師範は、こんなにも俺が欲しい言葉を与えてくれるのだろう
『……ただ、夢子には私も思うところがある
だから、お願い
せめて夢子にあまり調子に乗らせないで
もしかしたら、しのぶや、蜜璃にまで被害があるかもしれないから』
甘露寺にも、か
確かにな
夢子も胡蝶のことは苦手としているようだが
甘露寺は危ういな
『多分しのぶはこの前の話した感じから、ばっさり思うこと言うと思うから、心配ないんだけど
だから、小芭内には蜜璃を見ていて欲しい
……っていう口実があればもっと近づけるだろうし』
俺は手紙を握りつぶしてしまった
何を書いてるんだ、A
……感謝する
『せめて�犲＿颪�時には��
蜜璃と恋仲くらいにはなっておけよ
二人に幸せが訪れるように願ってる
A』
師範は、ずるい
次会う時には、って
Aは別れ際に次会った時は首を斬れ、って言ったじゃないか
……俺はどうすればいいんだ
何故師範は、無理難題ばかり押し付ける
俺が師範を斬れないって知ってるだろう？
幸せか、師範の幸せは……ｯ
俺の手の中にある黒翡翠が一際輝いて見えた
成功、だったか…
俺は師範にも
…胡蝶に相談しに行くか
時透のことも話さなきゃいけないしな
宇隨と甘露寺も呼ぶか
いや、あいつらならきっと…
俺は蝶屋敷に向かい始めた
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Nami☆ - 宇髄さん…時透くんをけしかけてくれちゃったのね😅 (2月27日 19時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 良かったですよねぇ……何度観ても泣けます( > <。) (2月25日 0時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» 私も…遊郭編みてますよ…🤗😀😀 (2月24日 23時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - Nami☆さん» 怒ったら時透くん暴走して見境なく斬りそうなところを他の柱の人達が止めるところまで妄想がっ(笑)ヤキモチ……いいですよねぇ(遠い目) (2月24日 20時) (レス) @page38 id: 01aea762fb (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - 時透くん、ちょっとヤキモチ…？でも煉獄さんとか柱は斬らないであげて😅 (2月24日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2024年2月3日 22時
