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陸拾壱 ページ17

『あと、最後に一つだけ……ッ』

これを言ったら私自身がどうなるか分からない、けど



『夢子は、鬼だよ。弱いらしいけど、一応気をつけて?』



皆は目を丸くしていた
どうやら気付いていなかったようだ

…私もだったけど



私はそれだけ言って窓から逃げるように出ていった









『…ゴホッ……ウッ……ゲボッ』


私は路地につき壁にもたれかかった



私の口からは生暖かい血が溢れ出た

四肢は無事だが、内蔵か
いや、でも悔いは無い



…この気持ち悪い自分の血の味


私も鬼なはずなのに自身の血はとてつもなく不味かった








そういえば、無一郎の唇はあんなに柔らかくて……ッッ!!!


何考えてるんだろう、私


未練タラタラで自分自身が嫌になる






・・・
時透side



……どこだろう、ここ


僕は一面真っ白で何も無いところをただただ歩いてた


さっきまで、何してたんだっけ?



そうだ、A



その瞬間、僕の前にAが現れた



「……A、ここはどこ?」




彼女は何も言わない
それどころか後ろを向き僕から離れていく



僕は追いかけようとした

なのに……っ



足が動かない



「待って、A……ッ」



どんなに呼んでも彼女は振り返ることなく進んでいく

A、置いていかないでよ



勝手に鬼になって、僕の記憶を消す?


……僕をなんだと思ってるの…



というか、なんで僕の記憶だけ消そうとするわけ?

他にも柱はいるのに



そんなことを考えている間にAはどんどん遠ざかっていく



ここでAが見えなくなったら、僕はAのことを忘れてしまうのだろうか



それは、やだなぁ


まだ伝えられていない想いがある


Aと一緒に叶えたい夢もある



それなのに、僕がここでAを忘れるなんて



ありえない



Aが言っていることが分からない訳ではは無い

僕は他の隊士がどう思おうとAがいればいい



確かに僕は生きたい

でも、それはAが隣にいるなら、だ



もしAが僕のことを食べようと思ったなら





僕は喜んでそれを受け入れるよ




ずっとAと一緒に生きてあげる



ーーー

ここまでお読みいただきありがとうございます

話がゴタゴタ(矛盾)してきてしまい申し訳ないです


こんな駄物語で良ければこれからもよろしくお願いします😊

陸拾弐→←陸拾



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Nami☆ - 宇髄さん…時透くんをけしかけてくれちゃったのね😅 (2月27日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 良かったですよねぇ……何度観ても泣けます( > <。) (2月25日 0時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - HALさん» 私も…遊郭編みてますよ…🤗😀😀 (2月24日 23時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - Nami☆さん» 怒ったら時透くん暴走して見境なく斬りそうなところを他の柱の人達が止めるところまで妄想がっ(笑)ヤキモチ……いいですよねぇ(遠い目) (2月24日 20時) (レス) @page38 id: 01aea762fb (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - 時透くん、ちょっとヤキモチ…?でも煉獄さんとか柱は斬らないであげて😅 (2月24日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2024年2月3日 22時

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