壊れた星の輝きを【鬼滅の刃】【時透無一郎】

肆拾伍 ページ49

sideなしで少しの情景描写とほぼセリフのみで進みます

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伊黒「…違う、Aは、師範は鬼になったんだ」




不死川「ってことは、待てよォ。時透は確かアイツを探しに行って、今来てねェってことはAが時透を襲ったのか」



胡蝶「なぜすぐそのようにAさんが悪いように言うんですか？」


不死川「アイツには前科があるだろォ？ 逆になんで胡蝶はアイツを庇うんだ？」




御館様が口に人差し指を当てる
その瞬間静寂が訪れた



御館様「続きを読むね」



それから、上弦の弐に敗北し、鬼となったことから、これまでの経緯が話された




『また、時透には血気術を施し、私との思い出を全て消させていただきました


時透は何かがない限り、記憶を取り戻すことは無いでしょう

しかし、彼の元々患っていた障害はこちらで取り除かせていただきました



勝手に行動したこと、お詫び申し上げます




また、私の代わりは宇隨に託しました

もし何かあったら宇隨の判断に任せてください




さて、ここまでを辞表とさせていただき今からはこれまでのことをお話させてください









私は夢子さんに嫌がらせを受けておりました
現在鬼になった身体でも治らない程の痕がまだ残っております



御館様には今度状況が落ち着き次第またお話に伺います
しかし、それでは遅くなると判断したため私は柱の一部の人達に私の記憶を見せました



詳しくはそちらからお聞きください



一人一人へ向けた文を同封致しましたので渡していただけると嬉しい限りです


皆様には多大なる迷惑と心配をおかけしました
申し訳ございません
これまで、私を支えてきてくれたこと感謝しております



もし、次お会いした時は









躊躇いなく、私の首を斬るように、







とお伝えください

それでは、皆さんの幸せと平穏を祈って




A』




甘露寺「Aちゃん…少し前まで、本当にさっきまで一緒にいたはずなのに、会いたい、会いたいわっ！！」



胡蝶「そうですね。




……夢子さん？ 何逃げようとしているのですか？」






皆が一斉に夢子を見た




「うえぇん、酷いよぉ！！ みんな、私を疑うのぉ？」









煉獄「…少し考えさせてくれ」


不死川「ここまで来るとなァ」


胡蝶「…まだ抗いますか



まぁいいでしょう

今日は皆さん各自屋敷に戻り、Aさんの手紙を読むこととしましょう


…今更後悔しても遅いですからね？」

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