壊れた星の輝きを【鬼滅の刃】【時透無一郎】

肆拾参 ページ47

私は見えなくなるまでみんなを見ていた

でも見えなくなった途端、色々な感情が胸から込み上げる





悲しい


寂しい




…会いたい





もう私には涙を止める術はなくて





堕姫「おいで」

妓夫太郎「泣くだけ泣いて、後で笑えばいいだろぉ」





私は2人のに抱きついた

『…ｯ、ぁ…うっ、やだよぉ！ 会いたいよぉ…、いかないで』




自分から突き放したくせに

柱としての私として振舞っていたが


本当はみんなと居たかった




『…もう無一郎もｯ、うっ…やだぁ……大好きなのにぃ…！ 初恋だったのにぃ…ｯ！』




私の初恋は、自分で叶わぬものにした

もう、実ることは無い



そう思うと悲しくて、寂しくて



私の心には


大きな穴が空いたようだった



・・・

天元side




俺はAが持たせた風呂敷を持ち、御館様の所へ出向いた

伊黒は蝶屋敷まで時透を置きに行った

胡蝶と甘露寺も付き添っていった


宇隨「御館様、失礼します」


御館様「やぁ、天元。おかえり、昨日はどこに行っていたんだい？


柱の多くがいなくなって焦っていたところだったんだ

帰ってきてくれて嬉しいよ」




何も言わないで、というか俺達も気がついたらあの場にいたからな
俺は昨日あったことを全て伝え、風呂敷を渡した



今は御館様がAの辞表を読んでいる




御館様「…そうか、わかった。今から緊急で柱合会議を開こう

…夢子の処分も考えなくてはならないね」




やっと、夢子を柱から追い出せるかもしれない
俺はこの瞬間を待っていた



俺は夢子を許せそうにないからな

あいつらも同じ気持ちだろう









A、お前の仇はうってやる




ーーー

はい、今回は短いですがここまでです


このお話、思ったよりも長編になりつつあります

元々は、
無限城で無一郎と話す→自身の恋心を伝え合う→御館様に2人で報告→傷跡見せて夢子追放→そのままHappyendの予定でした

ですが、無一郎の記憶を消した結果……再度出会いから書き始めなければいけなくなっちゃいました…ﾊﾊｯ


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これからも【壊れた星の輝きを】をよろしくお願いします！



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