壊れた星の輝きを【鬼滅の刃】【時透無一郎】

弐拾弐 ページ26

上弦の零？




『ふざけんな！！ 誰がそんなものになるか！！ ……ｯ！！』




立ちくらみが止まらない、ぐるぐるする



……あれ、今私立ててる？




いや私、倒れてるわ





無惨の笑みを最後に私の意識は途絶えた





・・・

伊黒side




「……ﾊｯ！！」



……あれ、俺は




「ここは…？」


「…あれ僕ら、」



ここはどこだ
見たことの無い部屋だが、藤の家紋の家ではなさそうだな


周りを見渡すと一人の女が倒れていた




…誰だ、この女


女の多いところで生まれた俺でさえ、綺麗だと思った




……でも、誰かに似ているような



時透を横目で見たが
時透は表情が変わらないため何を考えているのか分からない





でも、俺は


その女から目が離せなかった





・・・




……ﾊｯ！




私、何して




『無惨ｯ！！』



そう言って立ち上がった

すると部屋に伊黒と時透がいるじゃないか…



……あれ、なんでいるんだっけ？

あ、連れてきちゃったんだった





……待って、私今


お面してない
電気もついてるから明るい


服も、胸元パッカン



ここは私だと知られてはいけない
さっきは暗かったし顔は見られてないはず





違う女を演じればいい

……だってこんなのバレたくないし




『……えっと、あなたたちは？』


上手すぎだろ、私





「鬼になったんだね」




『えっと、何を言って……』



「何？ はぐらかす気？」




その声色には怒気が含まれていた




「僕、知らなかったんだけど」



『何をですか？』





本当に時透は鋭い





「鬼になったのも、顔も、その服も」



「………」






もう誤魔化しも効かないだろう




「はぁ、まだしらばっくれる気？
もう僕はAの身体見てるからわかるよ、それくらい」



『それってなによ！！？ いつ見たの！！？』



「引っかかったね」




そう言っていたずらっ子のような笑みを浮かべる

……やられたわ











「暗闇で顔は見えなかったが確かに、Aだな」



あの暗さで見える方が異常だよ




『でも時透、いつ見たの？』




「だって僕たち (がまだ幼かった時とかに) 一緒にお風呂入ったじゃん」


『え！？ 入ってないって！！』














「………説明しろ」




ーーー


前後のお話と噛み合っていなかったので編集しました

この部分複雑で一から書き直そうと思ったのですがめんどさくて辞めました
大して重要じゃないのでいいかなぁーって

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