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拾捌 ページ22

『堕姫姉、妓夫兄、…帰って』



柱の皆は傷つけさせないけど、


鬼の2人も守りたい





「でもッ!!」

「…いいのか、そいつら柱だろぉ?」





『柱だからこそ、だよ』




2人は帰ろうとしない



優しくしてくれた二人に言いたくないが





『帰ってっ!!! 二人には関係ないでしょっ!?!』




二人は何か言いかけたが、帰った



……いや、これはどこかで見てるな



まぁ、あのくらいの遠さならこのふたりは気づかないだろう







「鬼同士で仲間割れか?」


『答えるとでも?』




二人は私、Aだということに気づかない

そりゃ、二人は私の顔見たことは無いし、まず暗すぎて顔は見えないと思う





気配で私の動作がわかるといったところか




『本当に、気づかないのね』






私は2人に会えた喜びと刀を向けられた悲しみ、様々な感情が渦巻いていた








「ねぇ、ここら辺でいなくなった鬼殺隊士を知らない?」





……ん?

ここでいなくなった鬼殺隊士?





まさか私、じゃないよね?

上弦との戦いの末、行方不明とか冗談じゃない





「その様子、何か知っているな。ならば生け捕りか」





心配してる?

いや、でも私のことじゃないかもしれない



……試してみるか





『これのこと?』





私は懐から取り出したお面を見せた



二人は驚いたあと、私に刀を振るった






「おまえはここで斬る」


「Aを、喰ったの?」






……私か

なんで今なのかなぁ、
もう鬼になっちゃったよ


でもこれは、ちょうどいい




もし鬼殺隊士が私に刀を振るったら、







覚悟は決まっている









本当は自分の日輪刀で頸を斬ることも考えた



だけど出来なかった



自分で自分を斬るのは、あまりにも怖かった





なら、


斬ってもらう



残された道はそれしかない





時透と伊黒に斬られるなら本望


なんなら一番良い終わり方じゃん






そう思って刃を受け入れようとした








しかし、いくら経っても頸が斬られた感覚がしない






「流石に頭にきたわ」


「まさか自分の仲間も斬ろうとするとはなぁ!? 柱ってのは情がないんだなぁ!?」





二人が私を庇っていた
庇うっていっても刀を防いでいるだけだけど


鎌と帯でね





「何を言ってるの? 鬼に仲間なんていないけど」


「あぁ、鬼なんて庇ったら隊律違反だからな」




何かあったのか?

でも、






鬼に仲間はいない、かぁ

拾玖→←皆さんに感謝ですッ!!



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HAL(プロフ) - つぶつ部さん» 読んでくれたんですか!?嬉しいです😭✨そう言って貰えると嬉しいです!更新頑張りますッ!つぶつ部さんの作品も追いかけますねっ! (2月4日 9時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
つぶつ部 - わわ、宣伝ありがとうございます…‼︎HALさんの作品好きなので続編も追いかけ続けていこうと思います‼︎更新頑張ってください‼︎‼︎ (2月4日 9時) (レス) @page50 id: d8f8b43967 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - melodyさん» こちらこそはじめまして!!!楽しんでいただけているようで良かったです!!更新頑張りまっす!!嬉しかったのであと2・3話出すことにします!!今しばらくお待ちください!!! (1月28日 21時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - はじめまして。面白いです!お忙しいと思いますが更新楽しみにしてますのでよろしくお願います! (1月28日 21時) (レス) @page20 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - ゆきさん» 読んでくれてありがとうございます( > <。)コメントめちゃ嬉しいです!!これからも更新頑張ります!! (1月28日 18時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2024年1月24日 21時

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