拾陸 ページ19
「……鬼は…無惨様の細胞でできている……養分に人間のものは入っているが………血を飲むだけなら……無惨様を喰っていることになるだろう……」
最後の一文は聞かなかったことにしておくよ
でも、血を飲むだけなら�狄有瓩魘瑤辰燭海箸砲呂覆蕕覆�
この上弦の壱、黒死牟は嘘をつくような鬼では無さそうだ
童磨は怪しいけど
『飲むなら黒死牟のが、いいな』
童磨は絶対無理
上弦の参はさっき私と目が一瞬あったんだけど、それから全く動かない
んで、その私の言葉を聞いた黒死牟は、笑顔
目が6つで怖いと思ってたが
いや、笑ったら目つぶるからか、イケメンかよｯ！！
いや、上弦の鬼も美形しかおらんし
「え！？ 俺じゃないの！ ……じゃあ明日は俺ね」
めんどくさい
『分かったよ』
嫌だ、正直めっちゃ嫌だ
そして目の前に器が置かれた
そこには赤黒い液体
「直で飲むより……これで飲んだ方が……いいだろう……」
お母さん？
鬼って童磨以外なんだかんだ優しいのかな
私は恐る恐るいい匂いのする液体に口をつけた
『……うっ』
口の中に広がる甘ったるい味に初めは嫌悪感がした
しかしお腹も限界だったのでもう一度口をつけた
あ、美味し
……って！！ 今私、何を考えたの……ｯ！？
嫌でも実感してしまった
私が人ではなくなってしまったことを
『……ごめんなさい』
私はその場を飛び出した
「追いつけないな」
そんな童磨の声がしたがどうでもよかった
私が行くところは勿論、
バンッ
「！？ ……急にどうしたの」
「Aかぁ、おかえりぃ…って、」
『……うっ、堕姫姉ぇ！！ 妓夫兄ぃ！！』
私は2人に飛びついた
二人は驚きながらも私が泣き止むまで待っててくれた
「なんで泣いてたの？ ……お姉ちゃんに話せる？」
私は頷いた
二人は私の話に何も言わず耳を傾けてくれた
『私、さっきまで姿は変わっても人間と一緒だって、人なんて喰わないって！
でも黒死牟の血を飲んで…ｯ、私は人間じゃ…っ
もう皆に、柱の皆に会えないよぉ…ｯ！！』
私が血を少しでも美味しいと感じてしまったら
それは鬼だ
私がこれからも人を食べなければ
鬼の気配を隠して会えたかもしれない
人を食べなければ鬼独特の気配はしないから
でも、私は
いつ人を襲うか分からない
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HAL(プロフ) - つぶつ部さん» 読んでくれたんですか！？嬉しいです😭✨そう言って貰えると嬉しいです！更新頑張りますｯ！つぶつ部さんの作品も追いかけますねっ！ (2月4日 9時) (
レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
つぶつ部 - わわ、宣伝ありがとうございます…‼︎HALさんの作品好きなので続編も追いかけ続けていこうと思います‼︎更新頑張ってください‼︎‼︎ (2月4日 9時) (レス) @page50 id: d8f8b43967 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - melodyさん» こちらこそはじめまして！！！楽しんでいただけているようで良かったです！！更新頑張りまっす！！嬉しかったのであと2・3話出すことにします！！今しばらくお待ちください！！！ (1月28日 21時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
melody(プロフ) - はじめまして。面白いです！お忙しいと思いますが更新楽しみにしてますのでよろしくお願います！ (1月28日 21時) (レス) @page20 id: 648912d438 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - ゆきさん» 読んでくれてありがとうございます( > <。)コメントめちゃ嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (1月28日 18時) (レス) id: 27d3207755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2024年1月24日 21時
