実らない恋 (ページ17)

今日:33 hit、昨日:40 hit、合計:94,640 hit

16 ページ17

「お兄ちゃんおかえりー！！！！」

「あれお兄ちゃん！かのじょ？」

三ツ谷「ちげーよ。
このお姉ちゃんはAで俺のダチ

兄ちゃんがご飯作ってる間ルナとマナはこのお姉ちゃんと一緒にいて欲しいんだ

2人は偉い子だから出来るよな？」

「「うん！！できるー！！！！」」

ここは天国ですか？

なんかもう寂しいの吹っ飛んだよ

尊さを噛み締めていたらスカートの裾を引っ張られた

『ど、どうしたのかな？』

「お姉ちゃん、なまえなんて言うのー？」

「あたしルナ！」

『私、Aって言います！ルナちゃんよろしくね！
もう一人の子は、』

「マナ！！」

『マナちゃんか〜！！
2人とも可愛い名前だね！』

「Aちゃんも可愛いおなまえだね！」

『うううっ…！！！
ルナちゃんマナちゃん、どうもありがとう！！！！』

ここに天使がいます。

何？私今日死ぬの？

「お姉ちゃん、お兄ちゃんのかのじょ？」

『えっ？！？！ちがうよ！！』

テンパって少し声が裏返ってしまった

『三ツ谷くんとはね、今日初めて会ったよ
それでね、お友達になっちゃった！』

「えー！そーなの？
ルナ、お兄ちゃんとAちゃんがけっこんしたらお姉ちゃんができると思ってたのに！！」

少しほっぺたを膨らませてる

『確かにそれなら本当のお姉ちゃんは出来るかもしれないね…
でも三ツ谷くんはもっと可愛い子がいいよ。』

「ルナ、Aちゃんがおねえちゃんだったらうれしいな！」

「マナもー！！！」

キャッキャと話すふたりを見て、自分が認められたのかと凄くあたたかい気持ちになった

三ツ谷「ルナー、マナー、Aー。
できたから手洗っといでー」

「「『はーい！！』」」

それからいただきますをして三ツ谷くんの作ってくれたオムライスを口いっぱいに頬張る

『美味しいっ…！！！』

三ツ谷「オムライス久しぶりだからちょっと自信なかったけどそう言って貰えて何より」

ホッとした顔で言う

この人絶対良い旦那になる

てか誰目線で語ってんだよ。
まずは私もこれぐらい作れるようにならなきゃな

ルナマナちゃんも食べ終えた所で三ツ谷くんのお母さんが帰宅されたので、2人を任せて三ツ谷くんに家まで送って貰いました

色々してもらいすぎてもう歓喜の涙出そうです

三ツ谷「今日はありがとな」

『いえ！こちらこそ！！
ありがとうございました！』

すぐベッドにダイブして深い眠りについた