【刀剣乱舞】LOVE/LIKE/アイ？【短編集】

知らせ・友人 ページ37

夕方、日が傾き始めた頃。
1本のメールが届いた。友人の1人、りくからだった。無題のメールをクリックする。


「あいりの死体が発見された。葬儀は次の土曜日。」


驚きと共に、次に湧いたのはドッキリではないかという疑いだった。しかし、メールに添付された死亡通知を見るとそんな疑いは無くなった。









出棺後、りくとひなのとAで集まってお茶を飲んでいた。山姥切国広について話した時と同じカフェだった。
あいりの死因は日本刀による刺殺。本丸襲撃だった。
刀剣男士達は全て折れており、彼女の近くには燭台切光忠が落ちていたという。


ひ「みっちゃんはあいりを最期まで守ってたんだ」


そう言ってひなのは泣いた。
りくは安置室であいりを見たらしい。顔は擦り傷以外綺麗だったが体は見させて貰えなかった、恐らく複数回刺されていたという。焼香の時、体が花で覆われていたのを思い出す。


　「2人共気を付けて帰れよ」


帰り際、りくとひなのに声を掛ける。あいりと同じ区画に住んでいる2人が心配だった。
あいりは霊力が弱かった。だから狙われたのだと思う。
霊力が強く多くの本丸から離れた場所にいるAは大丈夫だろうと思っていた。

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