過去編 8 ページ15
男の使用人は門の所へ走って行く。
そこには、何かを抱えている使用人がいた。
こんな時に何かを抱えている、どう考えても妹としか考えられなかった。
「ッ、こんの――」
「悟様は部屋にお戻りください! 私達が取り返しに行ってきますので!」
使用人達は、一斉にその使用人の所へと向かっていった。
だが、その使用人は一瞬にして煙のように消えてしまった。
「な……!?」
「消えた……?」
その瞬間、その場にいた全員が青ざめた。
使用人が消えたということは、妹も一緒に消えてしまったこと。
その場は騒然とした。
「大変です!! 「久遠」も盗まれています!」
「なっ――」
「残穢だ、残穢を探せ!!」
使用人達が慌てふためく中、兄だけは、その場を動けなかった。
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ひふみ。 - あんっちさん» ありがとうございます!! これからも推しの力で頑張ります!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: e27b1a5dfd (このIDを非表示/違反報告)
あんっち - ひふみ。(作者)様!素敵な作品をありがとうございますっ!これからも更新頑張ってください。応援してます! (2021年1月23日 13時) (レス) id: fc837b6462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひふみ。 | 作成日時:2021年1月3日 20時