情報屋と警察【銀魂】 (ページ10)

今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:29,382 hit

１０ページ10

山崎サイド

「おい、今すぐこの手錠を斬れ！！」

俺の声を全部無視して、何かを考えていた白水さんが叫ぶ。

「え？」

「早くしろ！
　お前ら全員死にてェのか！？」

すごい剣幕でまくしたてる彼女だが、

俺には一切状況がわからない。

中では戦闘が起きているようで、

喧騒が漏れてくるがそれと言った問題はなさそうだ。

！？

白水さんは俺の腰から刀を抜き取ると、

つかを口で噛む。

「ちょっと、何しようって言うん・・」

言い終わる前に、手錠の鎖が斬られる。

「山崎！
　救護班を退避させとけ。」

そう言い残すと彼女は、

さっさと走って行ってしまった。

・・・俺、副長に怒られるだろうな・・

そう思うものの、

あれは逃げ出す人の背中じゃないと思う。

事実、走って行ったのは倉庫の方。

一体何を考え付いたのか知らないが、

彼女は何かを止めるために走り去ったのだ。

と思う。

だから俺は、救護班を退避させることにします。

・・・あれ、作文？？